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プランデッリ、会見で選手たちの心に訴える 「バレンシアのユニフォームを誇れないなら出ていくべき」

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会見を利用してメッセージを送ったチェーザレ・プランデッリ監督

 バレンシアチェーザレ・プランデッリ監督が一席ぶった。リーガ・エスパニョーラ第14節終了時点で17位に位置と低迷するバレンシアだが、イタリア人指揮官はこの厳しい状況を受け、第15節ソシエダ戦の前日会見を選手たちの心に訴える問わず語りの場としている。

 プランデッリ監督は会見場の席に着くと、質問を受けることなく口を開き、イタリア語で次のように言葉を紡いだ。

「私は怒りと失望を感じている。この2か月間、チームを成長させるために厳しく働いてきたよ。明日の試合で目にしたいのは、選手たちの意欲にほかならない。このユニフォームのために苦しみ抜く意欲だよ」

「移籍市場のことについては、まだ誰とも話をしていない。私が見たいのは選手たちの苦しみ抜く覚悟だ。ここに残りたいならば、その意思を示さなくてはならない。私はこのチームの誰がそのような姿勢でプレーし、誰がそうしないのかを見極めたい。そういった意思を持ち得ないなら、満足していないならばこのクラブから出て行けばいい。問題は戦術ではなく、意思の強さなんだよ。我々は2か月にわたって厳しく仕事に取り組んできた。誰がここに残ることを望み、誰がそうでないのか。今こそ、それを示すときにほかならない」
 
 プランデッリ監督はそう語ると、通訳が訳し終わるのを待たずに会見場を後にした。

 なおスペイン『スーペル・デポルテ』によれば、プランデッリ監督はこの会見前の練習で選手たちが普段より遅れてピッチにやって来たことを受け、一席ぶつことを決断したようだ。このメッセージは、選手たちの心に届いたのだろうか。


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