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ハットトリックのWBAのFW、プレミアリーグ史上2人目の“偉業”を達成

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いずれもヘディングシュートで3得点を挙げたFWサロモン・ロンドン

 WBAに所属するベネズエラ代表FWサロモン・ロンドンは、14日に行われたプレミアリーグ、スウォンジー戦でハットトリックを達成し、チームの3-1での勝利に大きく貢献した。彼は13分間にハットトリックを達成したのだが、それよりも驚くべきなのは、彼の得点がすべてヘディングシュートから生まれていることだ。

 3ゴールともヘディングシュートでハットトリックを達成したのはプレミアリーグで史上2人目の珍記録。1人目は当時エバートンに所属していた元スコットランド代表FWダンカン・ファーガソンで、1997年のボルトン戦で史上初の偉業を達成している。

 ロンドンの1点目は相手のまずい守備から生まれた得点だった。とはいえ、今季このゲームまで9試合に出場して1得点しか決められていなかったストライカーにしては、MFマット・フィリップスのFKに上手く合わせたといえるだろう。

 2点目は左サイドからのクロスに合わせて逆サイドに強めのヘディングシュートを叩き込み、3点目は同じように左サイドからのクロスを、相手GKウカシュ・ファビアンスキのタイミングを上手くずらすループ気味のヘディングシュートでゴールに流し込んだ。

 なお、2点目と3点目はいずれもこの日左サイドバックで出場していた北アイルランド代表MFクリス・ブラントのクロスから生まれている。強烈かつ高精度な左足を持ち、しばしばセットプレーのキッカーも務めるブラントは、この日も鋭く巻いた美しい軌道のクロスでロンドンのゴールをアシストしている。ロンドンはハットトリックを達成したが、ブラントのお膳立てに感謝しなければならないだろう。


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