beacon

スペインの連続無敗記録に並んだレアル、ジダンは「監督として最も素晴らしい時期を過ごしている」

このエントリーをはてなブックマークに追加

名将への階段をのぼるジネディーヌ・ジダン監督

 7日のリーガ・エスパニョーラ第17節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのグラナダ戦で5-0の大勝を飾った。前試合セビージャ戦(3-0)に続く好パフォーマンスを披露したレアル・マドリーだが、ジネディーヌ・ジダン監督は大きな手応えをつかんでいる様子だ。

 フランス人指揮官はグラナダ戦後の会見で、現在が「監督となって最も素晴らしい時期」との考えを述べている。

「私が監督となって、最も素晴らしい時期を過ごしている。チーム、コーチ陣、ファンの全員が、試合をこなす度にさらなる喜びを得ているんだ……。しかし最も重要なのは選手たちであり、彼らがそういった状況を現実とする仕事を成し遂げているんだよ」

 ジダン・マドリーは公式戦39試合で無敗を貫き、ルイス・エンリケ監督率いるバルセロナが昨季に樹立したスペインの連続無敗記録に並んだ。

「現在受けている追い風に、満足感を得ていることは当たり前だ。我々はこういった結果を求めているのだからね。毎回勝利を収めるということは、決して簡単じゃないんだ」

「このような記録は、素晴らしい仕事を実現したことに由来するものだろう。ただ、こうしたことを重要視する必要はない。大切なのは、選手たちがフィジカル的に万全であることにほかならないのだから。彼らは各試合で凄まじい働きぶりを見せているわけだからね……」

 この試合のキックオフ前には、FWクリスティアーノ・ロナウドが新たに獲得したバロンドールのお披露目があったが、その際にはジダン監督含むレアル・マドリーの歴代バロンドーラーが勢揃いしている。

「クリスティアーノのバロンドール受賞を喜ばしく思っている。クリスティアーノを取り囲んだ私たちは、彼のように4回も受賞した経験はなく、せいぜい1~2回だ。ただ、試合前にそういったことをするのは、少しおかしいような気もするよ。しかしまあ、うまくいったね」

 ジダン監督の現役時代にガラクティコス(銀河系軍団)と称されたレアル・マドリーと、現チームのどちらが優れているかを問われると、次のように返答している。

「比較は好きじゃない。我々がプレーしたチームはとても素晴らしかったが、今のチームだって同じだ。マドリーはいつも最高の選手たちを擁しているわけだし、すべきことはその事実をしっかりと示すことにほかならない。今日は示すことができた」

 セビージャ戦、グラナダ戦のレアル・マドリーは、前から仕掛ける強靭なプレッシングに特徴が見られる。

「クリスマス・バケーション後、一週間をかけて取り組んだ仕事だ。ミニ・プレシーズンと称せるその一週間は、我々にとって有意義なものだった」

 ジダン監督は一方で、ローテーションの重要性を解いている。

「このチームには24選手がいるが、全員で勝利を目指していかなければならない。最後に決定的な仕事をするのは1~2選手かもしれないが、それでも全員で勝ちに行くんだ。毎日、懸命に練習に励むことで、出場機会は与えられるのだからね」

「チームに13選手ほどしかいなかった私の選手時代とは異なり、今はローテーションを採用できる。しかし全員のことが重要だし、素晴らしい選手たちを擁しているならば、スタメンを変更しても大きな変化に気づくことなどないんだよ」


●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP