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「美しいプレー」を目指さないシメオネ、欧州有数の選手となったグリエーズマンには賛辞

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目指すべき方向性を語ったディエゴ・シメオネ監督

 アトレティコ・マドリーを率いるディエゴ・シメオネ監督は、自身のチームが目指すべき方向性を明確に示している。

 今季序盤戦で苦戦して一時はリーガ・エスパニョーラの順位を6位まで落としていたアトレティコ。だが直近2試合ではコパ・デル・レイのラス・パルマス戦(2-0)、リーガ第17節エイバル戦(2-0)と連勝を収め幸先の良い2017年のスタートを切っている。

 シメオネ監督は、10日のコパ5回戦第2戦のラス・パルマス戦前日会見でチームが調子を取り戻したかどうかを問われ、以下のように答えている。

「意見はそれぞれだよ。ラス・パルマス戦とエイバル戦は違う試合だった。ラス・パルマス戦での我々は激しかったし、労をいとわずに良いプレーを見せた。エイバル戦では、前半相手の方がインテンシティーで上回っていた。ただチャンスはそれほど作らせず、逆に我々は後半与えられたチャンスをしっかりと生かした」

「準備という面では、どちらの試合にも満足感を覚えている。『アトレティコは美しいプレーを見せる』という記事をファンに読ませるために我々が試合に臨むことはないよ」

 また、シメオネ監督はこの会見でバルセロナのFIFA式典不参加についても意見を求められている。アトレティコは10日に試合を控えながらもFWアントワーヌ・グリーズマンを式典に参加させたためだ。

「グリエーズマンの式典への参加許可を問われた際の私の感覚を話そう。長い間働き続け、ヨーロッパ有数の選手と呼ばれるほどになった青年にとって、これは誇りであり、喜びであり、大きな刺激だ。式への出席は彼の良い経験になると感じた。私が他人の意見に介入することはないがね」


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