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ボージャンらの加入で選択肢が増えたマインツ、指揮官は当面武藤&コルドバを2トップ起用する考えか

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 マインツは4日に行われるブンデスリーガ第19節でアウェーでホッフェンハイムと対戦する。マルティン・シュミット監督はこの一戦に向けた会見で、1月の移籍市場で新戦力が加わわった攻撃陣やFW武藤嘉紀に言及している。

 マインツは先月末、ストークからFWボージャン・クルキッチ、パレルモからMFロビン・クアイソンといった攻撃的な選手を2人獲得している。特にバルセロナ育ちのボージャンに関しては現地でも注目度が高く、会見でもシュミット監督にホッフェンハイム戦での起用の可能性についての質問が飛んだ。

 だが、スイス人指揮官はもちろん手の内を明かさず。次のように慎重に語っている。

「それについてここで明かすことはない。ただ、彼らはここのスタイルを、プレッシング・ゲーゲンプレッシングを学ばなければいけないのは確かだ。2人とも別のサッカー哲学のなかで過ごしてきたのだからね。より早く学べれば、より早期にピッチに立つことになるだろう」

「ロビンはどちらかといえばサイド、あるいは最前線でプレーし、ボージャンは1.5列目の選手だ。彼の場合、(起用法は)相手にもよるだろうけどね。もちろん”学ぶ”というのは彼らはまったく何も知らないという意味ではなく、我々のサッカーのなかで居心地良さを感じるようになることも含めた意味合いだよ」

 ホッフェンハイム戦では出場停止処分明けのFWジョン・コルドバが復帰する予定となっている。シュミット監督はシーズン前半戦に1トップを務めていたそのコルドバを、ここ2試合先発出場している武藤と2トップで組ませる考えかもしれない。

「ジョンが戻ってきて、練習でも存在感を発揮している。ヨッチもプレーしたことで良い感触を得ている。彼が前線でこなす12キロメートルの走り、彼のボールを奪うプレーを見送ることはどうかと思う。ホッフェンハイム相手には何が必要なのか考えなければいけないからね」

 冬にはトップ下のユヌス・マリをボルフスブルクへと放出したものの、新選手の加入、既存メンバーたちの復帰で前線における役者が揃ったとも言えるマインツ。選択肢が増えたなか、シュミット監督が今後採用するフォーメ―ション、そして選手の起用法に注目したいところだ。

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