マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が、今夏の補強について語った。クラブ公式サイトが伝えた。

　すでにアトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンと個人合意に達していると報じられているユナイテッド。9日に行われた株主総会でエド・ウッドワーズ副会長は、「チームの補強は続けていく。だからといって数多くの選手をかき集めるつもりはない。数的には例年を上まわることはないにせよ、実質的な戦力補強をおこなう」と、今夏の補強について語っていた。

　これを受けてモウリーニョ監督も、「もちろん我々の間でも話し合っているし、次の手を相談している。我々のチームは、他のどのチームとも同じようにテコ入れが必要だ。2人か3人、あるいは4人くらいは新たに良い選手を獲得できたらいいと考えている。我々が実現したいと考える理想のフットボールを実践できる人材、あるいは、今のチームをより成長させてくれるような選手だ」と補強プランを説明した。

「6、7人手放して同じ数の選手を手に入れる、というようなことには興味はない。こういう場合はたいてい、その6、7人のうちの2人は素晴らしい能力を持っているが、あとは手放す選手と能力的には変わりがないものだ。だからそんなゲームをやるつもりはない」

　今夏の補強について語るモウリーニョ監督だが、現在のメンバーに満足していないわけではない。「今は非常に安定した状態にあるから、夏の移籍市場も落ち着いたものになる。何人かは離脱し、何人かは参入するのがごく自然な流れで進んで行くことだろう」。来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃せば、大幅な減収が見込まれるユナイテッド。現在、首位チェルシーと勝ち点14差で6位だが、残り14試合でどこまで巻き返すことができるだろうか。

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