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「ヒルズボロの悲劇」から28年…リバプールが『サン』記者の入場禁止を発表

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リバプールが『サン』記者の入場禁止を発表

 リバプールは、イギリスの日刊タブロイド紙『サン』に対してアンフィールドおよびメルウッドにあるトレーニング施設への入場を禁止する声明を発表した。

 1989年、FA杯準決勝のリバプールvsノッティンガム・フォレストの一戦で、96人もの命が奪われた大惨事「ヒルズボロの悲劇」が起き、サンはヘッドラインニュースでリバプールサポーターの行動を非難する虚偽の記事を掲載した。悲劇から28年がたった今、リバプールは「サンの記者をクラブの全施設から締め出すことができうれしく思う」とツイッターで報告した。

 マージーサイド州では、多くの店が店頭でサンの新聞を売らないことに同意しており、また「サンを買うな」というバナーが市内を走るタクシーに載せられるなど、不買運動は続けられている。さらに、ザ・ヒルズボロ・ファミリー・サポート・グループ(HFSG)のマーガレット・アスピノール会長はこの決定を支持し、団体のツイッターに「このクズみたいな新聞社にこれ以上コメントしたくない」と綴っている。

 また、リバプールと『サン』は昨年8月にも一悶着あり、ユルゲン・クロップ監督が「もう『サン』には話さない」と語り、憤慨した一件もある。今後、両者が和解に向かう可能性は低いだろう。


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