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C・ロナウドが劇的2発!! ベイル退場のレアル、驚異の粘りでドローに持ち込むも首位陥落

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後半2分にレッドカードを提示されるレアル・マドリーMFガレス・ベイル

[3.1 リーガ・エスパニョーラ第25節 R・マドリー3-3ラス・パルマス]

 リーガ・エスパニョーラ第25節2日目が1日に開催され、消化試合が1試合少ないものの首位に立つレアル・マドリー(勝ち点55)がラス・パルマスをホームに迎え、3-3で引き分けた。勝ち点の上積みが1にとどまったレアルは、バルセロナにかわされて首位の座を明け渡した。

 直前に行われた試合で2位バルセロナがヒホンに勝利を収めて勝ち点を57に伸ばしたため、引き分け以下に終われば首位の座を奪われるレアルだが、前半8分に先制に成功する。MFマテオ・コバチッチの鋭いスルーパスからゴール前でフリーになったMFイスコが、GKハビ・バラスの動きを冷静に見極めてゴールに流し込み、スコアを1-0とした。このゴールでレアルは公式戦45試合連続得点となり、バルセロナ(1942年11月から44年2月までに達成)と並んでいたスペイン記録を更新した。

 しかし、すぐさまラス・パルマスが同点に追い付く。前半10分、右サイドのDFダビド・シモンからパスを受けたFWタナが鮮やかなターンでDFセルヒオ・ラモスを置き去りにすると、強烈な右足シュートを突き刺して試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま前半を折り返すと、後半2分にレアルをアクシデントが襲う。MFジョナタン・ビエラへファウルを犯したMFガレス・ベイルが、プレーが止まった後にJ・ビエラを突き飛ばすと、立て続けに2度の警告を受けて退場し、数的不利に陥ってしまう。すると同10分、D・シモンが放ったシュートがPA内のS・ラモスの手に当たってPKを獲得すると、J・ビエラのシュートはGKケイラー・ナバスに反応されながらもネットを揺らし、ラス・パルマスが2-1と勝ち越しに成功する。

 さらに後半14分にはロングボール1本で抜け出したMFケビン・プリンス・ボアテングが、飛び出したK・ナバスをワンタッチでかわすと、無人のゴールに流し込んでラス・パルマスがリードを2点差に広げる。2点を追い掛けることになったレアルは同17分、MFトニ・クロースが蹴り出したCKの流れからS・ラモスが決定機を迎えるが、シュートはクロスバーを叩いてしまった。

 後半20分にレアルベンチが動き、イスコに代えてFWルーカス・バスケスがピッチへと送り込まれる。さらに同26分にはFWカリム・ベンゼマとMFハメス・ロドリゲスを同時投入して、状況を打開しようと試みる。しかし、同29分にL・バスケスの折り返しから好機を迎えたベンゼマがシュートを枠上に外すなど、ゴールを脅かす場面を創出しながらも、なかなかネットを揺らせない。しかし、ここからエースが魅せる。後半41分にC・ロナウドがPKを沈めて1点差に詰め寄ると、同44分にはJ・ロドリゲスのクロスをC・ロナウドがヘディングで叩き込み、驚異的な粘りを見せたレアルが3-3のドローに持ち込んだ。


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