beacon

ドルトムントに「長く残りたい」ゲレイロ、パリSGからのオファーを断ったと明かす

このエントリーをはてなブックマークに追加

ドルトムントDFラファエル・ゲレイロ

 ポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロは、昨夏のドルトムント加入が正解だったと信じているようだ。ドイツ誌『キッカー』のインタビューで過去にはパリSGからもオファーが届いていたことを明かしつつ、ドルトムントに「長く残りたい」と語っている。

 フランスのロリアンからドルトムントに加わったゲレイロは、トーマス・トゥヘル監督の下で公式戦20試合に出場し5ゴール7アシストを記録。4日のレバークーゼン戦でもMF香川真司が絡んだ形でゴールをマークしたところだ。本職は左SBながら中盤や左サイドハーフなどで起用され続ける同選手は、自身のこれまでのパフォーマンスに手応えを感じている。

「負傷によって継続的ではなかったが、ゴールやアシストで決定的な仕事もできたので、割と良かったと思う。全体的にはブンデスリーガに馴染めて満足している。それにフレキシブルになれたことはハッピーだよ。中盤でどのようにプレーするのか、監督が教えてくれたんだ。以前は知らなかったポジションなのでね」

「長くプレーしてきたので、一番理解できているのは左SB。ただ、ここでは8番(インサイドハーフ)に位置し、もっと前へ向かゴールも狙えるんだ。それは自分にとって新しいこと。3バックの外側でプレーするのも魅力的だね。相手ゴールにより近いし、ダイアゴナルや裏にスプリントすることができる。相手が2人でかかってくることも多く、たくさん走ることが求められるけど、僕はそれを好んでいる。これ以上攻撃的なところでやらなくても良いとは思うけどね」

 現在23歳のゲレイロは2012-13シーズンに2部カエンでプロデビュー。その翌シーズンにはロリアンへと渡り、同クラブでは公式戦100試合以上に出場した。有望な左SBであるにもかかわらず、他クラブから声がかからなかった理由について問われると、このように答えた。

「以前にはパリSGからオファーが届いていた。でも僕はユーロ2016までは絶対にロリアンに残りたかった。なるべく多くプレーする必要があったからね。パリSGはステップアップではあっただろうけど、出場機会をあまりもらえなかったかもしれない」

 ゲレイロにとってドルトムントはメガクラブに向かう途中の通過地点となるのだろうか。そう質問されると、「ここに長く残りたい。大きなクラブだからね」とさらなるステップアップは当面は視野に入れていないことを強調した。


●ブンデスリーガ2016-17特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP