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何かと話題のFWルーニー、将来は“ファーギー”風の監督に意欲「ずっと試合を研究してきた」

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監督業への野望を口にしたFWウェイン・ルーニー

 プレミアリーグ通算200得点、イングランド代表引退、飲酒運転で逮捕――。何かと話題が絶えないエバートンのFWウェイン・ルーニーだが、将来的には監督のポジションを狙っているようだ。イギリスメディア『トークスポーツ』が3日に報じた、事件前に行ったとみられるインタビューの中で語っている。

 今季からエバートンに加入した31歳のルーニーは8月下旬、クラブチームでのプレーに集中したいとしてイングランド代表を引退すると発表した。それとともに、キャリアを終えた後の展開にも思いを巡らせているという。

「いつかは監督業に進出してみたい。今はライセンスを手に入れるためがんばっているよ。もし監督にならなければ、これまで培ってきた経験や知識が無駄になってしまうからね」

 これまでFWだけでなく中盤のポジションも幅広くこなしてきたルーニーだが、これまで持ち続けてきた俯瞰(ふかん)した視点は、自身の長所になると考えているようだ。

「これまでもずっと試合を観察することに興味があった。戦術面について考察したり、監督と試合展開について話し合ったりね」

「試合を見ながら、試合ごとの違いをずっと研究してきたんだ。僕がこれまで一緒にプレーしてきた選手で、そんあことをしている人はあまりいなかったよ。彼らはユーチューブにあるような、スーパーテクニック集を見るほうが好きなんだ」

 また、自身が指導を受けた名将たちも少なからず影響を及ぼしている。中でも「ファーギーは最高の監督だよ。それは言うに及ばない」とマンチェスター・ユナイテッドで寵愛を受けたアレックス・ファーガソン氏は特別な存在だ。

「今の時代は少し情報があふれすぎていて、監督は考えすぎているのだと思う。必要なのは相手を上回って勝つこと。それだけを考えればいい。ファーギーはその点、バランスが取れていた。彼のマネジメント能力は右に出る者がいないよ。それは記録にも表れている」

 そこで気になるのが、どのチームを指揮するかだ。愛するエバートンが有力になるのは今回の移籍劇からも想像がつくが、代表監督への野望を問われたルーニーは「どうなるかは分からないけど、NOとは言えないな!」と回答。明言こそしなかったが、前向きな気持ちを見せた。

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