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久保建英が積極果敢にシュート連発!! ソシエダ8試合ぶり黒星でもリーガ公式のMOM選出

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MF久保建英の奮闘実らず

[2.5 ラ・リーガ第20節 ソシエダ 0-1 バジャドリー]

 ラ・リーガは5日、第20節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダバジャドリーに0-1で敗れた。8試合ぶりの黒星。右サイドで先発した久保は次々に惜しいシュートを放ち、攻撃を牽引する働きを担ったが、最後まで決め切れなかった。だが、試合後に発表されたリーガ公式のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

 前節は敵地でR・マドリーに引き分け、あらためて強さを示したソシエダ。久保も加入後初のフル出場を果たし、地元紙から「最も優れた選手の一人」と称賛を浴びた。この日は引き続きMFダビド・シルバ、MFミケル・メリノを負傷で欠く中、久保は2試合連続の先発。中盤フラット4-4-2の右サイドハーフに入った。

 試合はソシエダが主導権を握り、前半12分に久保がさっそく見せ場を創出。トランジションが続いたところで中盤に顔を出すと、浮き球をうまく収めながら左足を振り抜き、ボレーシュートがゴールマウスの右外に飛んだ。

 さらに久保は前半18分、右サイドからドリブルで突っ掛けて相手のファウルを誘発し、ペナルティエリア外右からFKを獲得。そのまま久保がキッカーを務めたが、直接狙ったボールは壁に当たった。久保は同31分にもファウルで倒され、相手の警戒が際立っていた。

 ソシエダは前半34分、鋭い攻守の切り替えからビッグチャンス。鋭い縦パスを受けたMFパブロ・マリンのスルーパスにFWアレクサンデル・セルロートが抜け出した。だが、GKと1対1で放ったシュートは左ポスト。先制の絶好のチャンスを逃す形となった。

 後半に入っても久保は中央に絞る動きで積極的な姿勢を継続。同19分、途中出場のMFブライス・メンデスとのパス交換から左足を振り抜き、GKジョルディ・マシップを強襲する。また同20分にもMFアシエル・イジャラメンディからのパスを受けて左足一閃。これもマシップにキャッチされたが、次々と惜しいシュートを放った。

 ところが後半28分、ソシエダがワンチャンスから窮地に追い込まれた。久保の良い守備からイジャラメンディがボールを奪ったかと思われたが、主審にファウル判定を下されると、そこを起点としたバジャドリーのハイボール攻撃に苦慮。波状攻撃からDFルイス・ペレスにクロスを上げられ、最後は高いジャンプを見せたFWサイル・ラリンに肩のあたりで強引に沈められた。

 5連勝の後の前節ドローと良い流れが続いていたソシエダだったが、終盤に厳しいビハインド。その後は久保がやや低い位置を取って組み立てに関わり、前線にセルロートのほか、途中出場のFWミケル・オヤルサバル、FWカルロス・フェルナンデスを並べた。

 後半アディショナルタイム1分、ソシエダはハイボールから敵陣に攻め込み、オヤルサバルの落としたボールに久保がエリア内に飛び込むも、右足ダイレクトシュートは大きく枠を外れる。同4分にも久保は左足で狙ったが相手DFにブロックされ、そのままタイムアップ。ソシエダは8試合ぶりの黒星を喫し、今節敗れた2位のR・マドリーとの勝ち点差を縮めるチャンスを逃した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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