26日に行われるカラバオ決勝はマンチェスター・ユナイテッドとニューカッスルの顔合わせが決まっている。47年ぶりに同大会決勝進出を決めたニューカッスルだが、2つのGK問題があるようだ。

　国内主要タイトル獲得に意気込むニューカッスルだが、19日に行われたプレミアリーグ・リバプール戦で守護神GKニック・ポープが一発退場に。規定により直後の公式戦であるカラバオカップ決勝が出場停止となった。この試合ではベンチに入ったGKマルティン・ドゥーブラフカが代役を務めたが、今季マンチェスター・Uの選手としてカラバオカップに出場しているためドゥーブラフカも出場が不可能となっている。

　そうした状況で出場が見込まれているのが、GKロリス・カリウスだ。リバプール所属時にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でゴールを守った経験もあるカリウスだが、その後は出場機会を失っており、今季加入したニューカッスルでの出場はゼロ。新天地でのデビュー戦がクラブ史に残るビッグマッチとなりそうだ。

　また、ドゥーブラフカをめぐってはユニークな問題もあることを英紙『デイリー・メール』が伝えている。

　同紙によるとカラバオカップ優勝クラブと準優勝クラブにはそれぞれ30のメダルが渡されるという。今季途中までマンチェスター・Uに所属していたドゥーブラフカはカラバオカップ3回戦と4回戦に出場し、勝ち上がりに貢献。マンチェスター・Uのメダル授与対象選手に選出される権利を有している。同様に現所属クラブのニューカッスルからメダルを受け取ることも考えられ、場合によっては優勝メダルと準優勝メダルの両方を手にする可能性もあるようだ。

　もっとも退団選手にマンチェスター・Uがメダルを渡す可能性や、ニューカッスルがクラブでの大会未出場選手にメダルを渡す可能性は低いとされており、結局のところメダルを1つも受け取らないことが最有力とされている。

---

●プレミアリーグ2022-23特集