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仏メディア、パリSGのイ・ガンイン獲得に指摘「管理しなければならない大きな問題がある」

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韓国代表MFイ・ガンイン

 パリSGへの加入が有力とされている韓国代表MFイ・ガンイン(マジョルカ/22)だが、フランスメディアが問題点を挙げている。

 14日、仏『フレンチ・フットボール・ウィークリー』が“韓国の至宝”のパリSG加入について、両者間で合意に至ったと報道。すでにメディカルチェックも通過したとし、「パリSGにとって新たな賭けとなる」と伝えた。

 同記事内では、イ・ガンインの獲得は「良い武器になる」としつつも、「パリSGが管理しなければならない大きな問題がある」と指摘。韓国の徴兵制度に触れて、30歳の誕生日までに約18か月間の離脱を余儀なくされると問題視した。

 それでも、仏メディアは韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム)の事例(アジア競技大会 金メダル)を挙げて、パリ五輪でメダルを獲得した場合やアジア大会で優勝した場合は兵役を短縮することができると期待。直近では、今年9月に行われるアジア競技大会での金メダル獲得を目指すことになる。

 韓国は1950年に北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)との間で勃発した朝鮮戦争の休戦状態が続いており、徴兵制度は欠かせないもの。Kリーグ2に所属する金泉尚武FC(国軍体育部隊)でのプレー機会も与えられ、若手選手にとっては肉体改造や技術向上に取り組む期間となるが、やはり、多くの韓国籍選手のキャリアを左右する問題とも言えるだろう。

※金泉尚武FCへの入団には、Kリーグの選手であることが必要なため、海外クラブでプレーしている選手は一度他のKリーグクラブへ移籍をしてから入団する形となる。

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