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「シュートを外してくれたのでCL王者になった」ペップのコメントはルカクへの皮肉? シャビへの優しさ?

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欧州CL決勝で絶好のチャンスがおとづれたFWロメル・ルカク

 マンチェスター・シティでトレブルを果たしたジョゼップ・グアルディオラ監督が19日にサッカー関係者が対象のゴルフイベントへ出席した。イベント前には報道陣から2012年の夏まで4シーズンに渡って率いたバルセロナに関する質問が飛び、『アス』などが伝えた回答が話題になっている。

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)を制してクラブの歴史に新たな1ページを刻んだグアルディオラ監督だが、シーズン途中にバイエルンへレンタル移籍したDFジョアン・カンセロについてある問題が出ていた。それはバルセロナがカンセロの獲得を狙ったが、マンチェスター・Cから直接的に交渉がブロックされたという旨をシャビ・エルナンデス監督がコメントしたことだ。

 グアルディオラ監督はシャビ氏の発言について「彼が嘘をついたとは思わない」としつつ「誤った情報で事実とは全く異なる」と否定し、「どこへ移籍しても問題ない」と主張。「バイエルンがカンセロを欲したから彼は移籍したよ。バルセロナからのオファーは受けていない」と明かしている。

 またシャビ氏についてマンチェスター・C指揮官は「クラブについてよく知っている監督」とレジェンドを評価し、「僕の時代は終わったよ」と今後帰還する可能性を否定した。さらに同指揮官は「シャビには相応の時間を与えるべきだ。僕も(マンチェスター・Cを指揮してから)欧州CLを優勝するまで8年がかかった」と語りながら、「今僕が欧州王者でいられるのはストライカーが3メートルの至近距離からヘディングシュートを外したおかげだ」とコメントした。

 これは欧州CL決勝で決定機を逃したインテルFWロメル・ルカクに対する皮肉にも聞こえるが、ペップでさえも運が味方にならないと成功するのは難しいことを示す愛弟子・シャビ監督への優しさなのかもしれない。

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