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W杯優勝メンバー“最後の砦”…元イタリア代表の45歳GKブッフォンが現役引退

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2006年ドイツW杯を制したGKジャンルイジ・ブッフォン

 パルマの元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン(45)が2日に現役引退を表明した。

 自身のインスタグラム(@gianluigibuffon)でファンに向け、「みんな、これで終わりだ! あなたは私に全てを与えてくれた。私はあなたに全てを与えた。私たちは一緒にやり遂げた」とメッセージを綴っている。

 ブッフォンはパルマのユースで育ち、1995年に17歳でセリエAデビュー。2001年には当時のGK史上最高額となる5200万ユーロ(当時約65億円)でユベントスに移籍した。17シーズンにわたって活躍した後、2018-19シーズンにパリSGへ移籍したが、翌2019-20シーズンにユベントスへ復帰。2021年夏からセリエBの古巣パルマに再び所属していた。

 昨季は負傷の影響もあり、リーグ戦17試合の出場。契約は2024年6月まで残っていたが、28年間のプロ生活に別れを告げることになった。

 セリエAでは通算657試合に出場。ユベントス時代に10度のリーグ優勝や5回のコッパ・イタリア制覇などを経験した。イタリア代表としては国際Aマッチ通算176試合に出場し、5大会連続でW杯のメンバ一入り。2006年ドイツ大会では7試合中5試合でクリーンシートを達成し、母国の優勝に貢献した。ブッフォンの引退により、ドイツ大会の優勝メンバーから現役選手がいなくなることになる。

 アメリカ『ESPN』によると、ブッフォンは引退後、イタリア代表のコーデイネーター職に就任する予定だという。

 盟友の引退を受け、ユベントスの現キャプテンDFレオナルド・ボヌッチは「あなたは他に並ぶ者のいない選手だった。そしてこれからもそうだろう。ブッフォンが何をしてくれたか、何を教えてくれたか、何を与えてくれたか。ありがとう、友よ」と、賛辞や感謝の言葉を送っている。

 また、パリSGで共にプレーしたFWキリアン・ムバッペもX(旧ツイッター)で「ブッフォンと肩を並べ、その伝説的なキャリアと交わることができたことは、僕にとって大きな名誉だ」とリスペクトを示した。

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