モナコのMF南野拓実が完全復活を告げる好パフォーマンスを披露した。

　20日に開催されたリーグ・アン第2節ストラスブール戦で、開幕2試合連続先発出場を果たした南野が前半20分に魅せる。高い位置でのボール奪取を成功させると、PA外から右足でフィニッシュ。勢いよく飛び出したボールは鮮やかにネットを揺らし、今季初ゴールとなる先制点をマークした。

　前半36分には左サイドから送られたクロスに飛び込み、ヘディングで合わせて2点目を奪取。さらに後半13分には巧みなワンタッチパスでFWウィサム・ベン・イェデルのチーム3点目をアシストし、3-0の大勝へと導いた。

　昨季は1得点4アシストの結果にとどまった南野。しかし、今季からザルツブルク時代に指導を受けたアディ・ヒュッター新監督が就任した影響もあり、開幕2試合で2得点2アシストと好スタートを切っている。

　フランスメディアの『ゲット・フットボール・ニュース・フランス』も南野を「生まれ変わった選手」と絶賛している。

「昨季の南野はどこにいったのか?　この試合の前半戦だけで、昨季の得点数を上回った。最初のシュートは見事なロングレンジ、2点目は冷静なフィニッシュ、さらにアシストと、南野にとっては完璧に近い1日だった」

「昨シーズンはサイドで迷っているように見えたが、いまは自信に満ちあふれている。この調子をコンスタントに再現できれば、まるで新たな別の選手が加入したかのように活躍してくれるだろう」

　モナコは次節、ナントのホームに乗り込む。

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