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劇的バルセロナ、アラウホが90+2分決勝ヘッド弾!! ソシエダは久保建英フル出場も痛い黒星

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DFロナルド・アラウホ(写真左)が劇的決勝ゴール

[11.4 ラ・リーガ第12節 ソシエダ 0-1 バルセロナ]

 ラ・リーガは4日、第12節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダがホームでバルセロナと対戦した。立ち上がりから試合を優位に進めたものの、強固な守備を前にゴールを奪うことができずにいると、後半アディショナルタイム2分に痛恨の失点。昨季途中から15試合無敗だったホームで0-1で敗れた。久保は9月30日の第8節ビルバオ戦(○3-0)以来のフル出場となった。

 試合は前半からホームのソシエダが圧倒していた。テンポの良いパスワークでバルセロナのプレッシングを打開すると、次々にサイド裏を攻略し、FWミケル・オヤルサバルやMFアンデル・バレネチェアが勢いよくゴールに迫っていく。

 そうして迎えた前半15分、久保にもビッグチャンスが訪れた。敵陣中央でオヤルサバルが起点を作り、左サイドを攻め上がったバレネチェアがクロスボールを送ると、大外から飛び込んだ久保が右足ダイレクトシュート。だが、これはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに阻まれた。

 その後もソシエダは一方的に主導権を握り、久保は小刻みなタッチでのドリブルやプレースキック、狙いを絞らせないクロスで存在感を発揮。MFミケル・メリノやオヤルサバルのチャンスを演出するなど、名門クラブを相手にも堂々のパフォーマンスを発揮していた。それでもチームは決定打を欠き、0-0のままハーフタイムを迎えた。

 後半もソシエダの優位は変わらず、アグレッシブな攻撃を展開。すると後半10分過ぎからバルセロナは次々に選手交代を行い、戦線離脱していたMFペドリ、FWフェラン・トーレス、FWラミネ・ヤマル、FWラフィーニャを投入した。

 それでもソシエダは後半26分、DFアイエン・ムニョスのロングスローからの二次攻撃でバレネチェアがテア・シュテーゲンを強襲する強烈なボレーシュート。同27分には久保がゴールライン際を深くえぐり、ラストパスを送った。だが、これは懸命に戻ったペドリに阻まれ、均衡を破るには至らない。

 すると徐々にバルセロナが勢いを強め、最終盤のソシエダは防戦一方。そしてアディショナルタイムに試合が動いた。ミスが続いたところで深く押し込まれ、中盤でMFイルカイ・ギュンドアンをフリーにすると、浮き球のパスに右SBから走り込んだDFロナルド・アラウホが強烈なヘディングシュート。一度はオフサイドの判定が下されたが、VARの介入で覆り、土壇場で決勝点が決まった。ソシエダはホームで16試合ぶりの黒星となった。
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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