シントトロイデンに所属する日本代表GK鈴木彩艶が今季5度目となるクリーンシートを達成した。

　ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)は24日に第27節を開催した。9位のシントトロイデンはホームで10位のウェステルローと対戦し、1-0で勝利。鈴木は3試合連続となる先発出場で、2試合ぶりの無失点勝利に貢献した。

　昨夏、浦和レッズから加入した鈴木は今季ここまで19試合に出場。5試合目となる零封で守護神の役割を果たした。鈴木は試合後「やりました」と満足の様子。18日に行われた第26節・アンデルレヒト戦(●1-4)の反省が活きたという。

「前回は1-4で敗れてしまい、今回はホームということや、一つ下の順位の相手ということもあったので、とにかく前回の反省というところでも失点を少なくするというのはあったので、そこは達成できたと思う」

「(前回から)ビルドアップで簡単なミスがあったところを修正して、あとは後半の立ち上がりの締め直しと、最後まで集中力を切らさないコーチングを続けるというところは意識していた」

　鈴木は前半に見せた自身のセーブを振り返り、「ブラインドで見えないシュートが多い中でも、自分が届く範囲を確実に防ごうと準備してたので、(ボールが)見えてきた最後のところでしっかり対応できて良かった」。また、試合終了間際のビッグセーブには「(ボールが)宙に浮いていたので、無理に飛び出すよりかは確実に面を作って体に当てれるようにしようと思って、それができた良いセーブだった」と胸を張った。

　20歳で海を渡り、初の欧州挑戦から日本代表の正守護神に上り詰めた鈴木。GKとして重要なコミュニケーションは、「DMM英会話と日本からずっとやっているオンライン英会話の2種類」で英語の上達を急ぐ。オンザピッチでは一試合一試合に目を向けて、丁寧に成長していくつもりだ。

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