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U-23韓国代表コーチ「逆転する方法はカウンターかセットプレーだけ」消極的プランでPK戦突入もパリ五輪出場権逸

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韓国が敗退

 U-23韓国代表は25日、AFC U23アジアカップ準々決勝のインドネシア戦でPK戦の末に敗れ、10大会ぶりにオリンピック予選敗退となった。ファン・ソンホン監督が後半アディショナルタイムに退場処分を受けたことにより、試合後の会見にはミョン・ジェヨンコーチが登壇。「インドネシアを祝福したい」と伝えながら試合を振り返った。

 韓国は1-2で追う展開のなか、後半25分にFWイ・ヨンジュンが一発退場となる。それでも同38分に追いつき、指揮官も退場となるなかでPK戦まで戦った。ジェヨンコーチは「決して諦めずに追いついてくれた。PK戦の結果は運がなかった」と選手を称えた。

 その一方、延長戦では積極的に逆転を狙ったわけではないようだ。数的不利で戦うなか、選手たちには「逆転する方法はカウンターやセットプレーだけ」と伝えたことを明かし、PK戦での決着を覚悟させていたとした。実際に延長戦では得点できなかったものの、インドネシアに決められることもなかったため「伝えた内容をしっかりと実行してくれたと思う」とプラン通りの戦いだったことを強調した。

 ただ9大会連続で五輪に出場していた記録が止まったことには変わりない。大会直前には欧州組の3選手がチーム事情により、相次いで不参加が決定。ジェヨンコーチは「ヨーロッパのクラブから選手を派遣することの同意は受けていたが、様々な理由で彼らの出場は叶わなかった。我々のパフォーマンスに影響があったのは確実だと思う」と痛手になっていたことを認めている。

●AFC U23アジアカップ2024特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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