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バイエルンで実践デビューの宇佐美へ、ラーム「ウィンガーはこうでないと」

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 今月20日に行われたリーガ・トータル杯の3位決定戦・マインツ戦で日本代表FW宇佐美貴史がバイエルン(ドイツ)での実戦デビューを果たした。クラブによると試合後に宇佐美は「ゲームの速さとレベルが日本よりも数段に高い」と試合を振り返った。

 この日のプレーを見てユップ・ハインケス監督は「卓越した技術を持つ、とてもいい選手、そのことを皆が目にした」と高評価。バイエルンの主将を務めるDFフィリップ・ラームは「彼の技術、ドリブルをみれば分かる。彼にはタレントがある。ウィンガーはこうでないとね」と話しながら、「まだこの間来たばかりだし、ドイツサッカーに慣れるまでには時間がかかる」とコメントしたという。

 また、現在は通訳を通じてチームメイトとコミュニケーションを取っているが、1日も早くドイツ語を身につけようと積極的に語学の習得に励んでいる。FWニルス・ペテルセンは「どこにでも小さな翻訳ノートを片手にする彼をみかけている。ひとつひとつサッカーの単語を取り入れようとしている。好奇心が強く、早くたくさんのことを学ぼうとトライしている」と練習での宇佐美の姿を話した。

 今月14日に渡欧し、17日にはチームの練習に合流。19日のリーガトータル杯でベンチ入りを果たすと、早くも20日に実戦デビュー。ドイツ入り後は目まぐるしい日々が続いている。今後は26日にバルセロナ(スペイン)やインテルナシオナル(ブラジル)、ミラン(イタリア)と戦うアウディカップが控えている。バイエルンは26日にミラン戦、翌27日には決勝戦、3位決定戦を迎える。世界最高峰のクラブが集まるリーグ開幕前のカップ戦で宇佐美の出場はあるのか。注目が集まる。

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