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絶妙先制アシストも、香川「パスに酔っている自分がいるかなと」

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 ブンデスリーガの第18節3日目が22日に各地で行われた。日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは敵地でハンブルガーSVに5-1で勝利。3戦連続の先発出場を果たした香川は、先制点をアシストする活躍をみせた。連勝を飾ったドルトムントは、12戦負けなし(9勝3分)とすると、勝ち点を首位・バイエルンと並ぶ37に伸ばし、2位の座をキープした。
試合レポート

以下、試合後の香川のコメント

●MF香川真司
「なんとしても勝ちたかった」

―アウェイではハンブルガーSVが強いが?
「そうですね。アウェイが難しいのはわかってたし、でも先制点が取れたのが大きかったと思う」

―シュートフェイントを入れてのアシストだったが?
「良い状況判断、落ち着いてできたのが良かったと思う」

―プレスをかけて、ボールを取れた?
「相手がミスしてくれたり、キーパーに返されて、面倒くさかったが、きれることなくしっかりディフェンスして、ミスを誘って、いいカウンターができたと思う」

―親善試合はあまり良くなかったが今日は良かったのでは?
「モードに入れた。初戦、気合いは入っていた。大事なことは分かってた」

―シュートが少ない?
「パスに酔っている自分がいるかなと感じる。でも、それじゃだめ、ゴールへ打たないと。パスが多かったかなと心残り。そういう選択肢が持ててなかった、きれいな方にいってた。悔しい」

―動いてるからいい体勢でパスをもらえない?
「動きの中からだから、もらったときにいい体勢じゃないが、でも……」

―コンディションは良さそうだが?
「良かったし、この2試合(親善試合)は重かったけど、しっかりやれたと思う。これから徐々によくなるかなと思う」

―クーバ、レワンドフスキが(PKのシーンでは)エゴを出した。
「PKを蹴らして欲しかったけど、全然言うことを聞いてくれない。自分出さないと、シュートにいかないと」

マッツが蹴るはずだった?
「そう。でも自分がボールにいく前に(クーバとレワンドフスキに)いかれてたから、その場に入れず」

―同じ勝ち点37に3チーム(バイエルン、シャルケ、ドルトムント)が並ぶが?
「しびれますね。去年は点差が離れていたから、そういう怖さはあったけど、今年は1試合1試合が大事。1試合にかける面白さがある」

―自身の交代は早い?
「前線で俺だけ(点を)取ってなかったから、(交代は)俺じゃないかと思ったけど悔しいですね。せめて1点取らせて欲しかった。自分としては納得いかなかったです。点しか狙ってないし、疲れてない。(シュートまでいけないのは))パスがずれたりっていうのはありましたけどね」

―わがままにいける時間帯だった。
「前向いたら全部いこうと思っていたけど、みんなもそうだった。いけいけで、俺が俺がって出ちゃった。うちのチームのいいところでもあるが」

―レワンドフスキはだいぶ見てくれてる。
「呼び続けてやりつづけてるしかない」

―次節はホッフェンハイム戦だが?
「ホッフェンハイムは確かに苦手。チームより個の力、スピード、フィジカルを感じる」

(取材・文 了戒美子)
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