beacon

[プレビュー]フランスvsホンジュラス 大黒柱離脱もレ・ブルーが圧倒的優位

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.16 ブラジルW杯組 フランス(日本時間16日4:00)ホンジュラス ポルトアレグレ]

 フランスに衝撃が走ったのは大会開幕直前の6月6日。大黒柱のMFフランク・リベリが長期に渡って抱えていた腰痛が完治せず、代表を離脱することになった。独力で状況を打開でき、ゴールとアシストを量産するワールドクラスのウインガーの代わりなどいない。最終調整試合となったジャマイカ戦ではFWオリビエ・ジルをCFに据え、FWカリム・ベンゼマをリベリのポジションで起用して8-0と結果こそ残したが、エースの穴を埋めるのは容易ではないだろう。さらに、予選を通じて採用していた4-2-3-1から4-3-3へのシステム変更したものの、実戦で用いたのは数試合のみ。不安な部分を残すが、GKウーゴ・ロリスを中心とした守備陣、MFポール・ポグバ、MFブレズ・マトゥイディらを擁する中盤、そしてベンゼマ、ジルがそろう前線と各ポジションにタレントはそろえている。格下のホンジュラスからきっちり白星を収めて、勢いに乗りたいところだ。

 対するホンジュラス代表は2大会連続での本大会出場を決めたが、戦力はグループ最低と言わざるを得ない。傑出したタレントがいないため組織力で対抗するしかなく、主導権を握られても決して集中力を切らさずに得点機がくるまで辛抱強く待ち続けるしかない。北中米カリブ海予選ではアメリカとメキシコから白星を収め、さらにラフプレーが多くなったとはいえ最終調整試合のイングランド戦ではスコアレスドローを演じるなど、番狂わせを起こす可能性は秘めている。4-1-4-1がベースとなるが、予選でチーム最多となる9得点を決めたFWジェリー・ベンクトソン、2位の7得点を挙げたFWカルロ・コストリーを前線に並べる4-4-2でのプレーも可能。フランスの攻撃をしのぎながらも好機を待ち、勝負を賭ける采配が振るえるか――。ルイス・フェルナンド・スアレスの手腕も見ものだ。

■FIFAランキング
フランス 17位
ホンジュラス 33位

■対戦成績
なし

■テレビ中継
日本テレビ系


★大会日程やTV放送、最新情報をチェック!!
2014W杯ブラジル大会特設ページ
★全64試合の公式ダイジェスト動画を配信!!
2014W杯ブラジル大会動画ページ

TOP