ブラジルW杯ではグループリーグから決勝戦までの全64試合で合計171ゴールが生まれた。これは1998年フランス大会と並んで歴代最多タイの数字。選手の着用スパイク別で見ると、アディダス社製の「アディゼロ f50」が最多の48ゴールをマークし、実に28%を占める結果となった。

　通算6ゴールで大会得点王に贈られる「アディダス ゴールデンブーツ賞」を獲得したMFハメス・ロドリゲス(コロンビア)も、「アディゼロ f50」を履いて大会に臨んだ選手の一人だ。さらに、5ゴールで「シルバーブーツ賞」に輝いたMFトーマス・ミュラー(ドイツ)のほか、4ゴールのFWリオネル・メッシ(アルゼンチン)、FWロビン・ファン・ペルシー(オランダ)、3ゴールのFWアリエン・ロッベン(オランダ)、FWカリム・ベンゼマ(フランス)、MFアンドレ・シュールレ(ドイツ)も「アディゼロ f50」着用選手。得点ランキング上位10人のうち7人が「アディゼロ f50」を着用していた。

　選手たちの足下に目を向けると、ブラジルW杯のためにアディダスが開発した「バトルコレクション」の“活躍”が目立った。24年ぶり4度目の優勝を成し遂げたドイツで言えば、ミュラー、シュールレのほかにも、MFバスティアン・シュバインシュタイガーらが「アディゼロ f50」を着用。大会最優秀GKに贈られる「アディダス ゴールデングローブ賞」に輝いたGKマヌエル・ノイアーが「ナイトロチャージ1.0」、キャプテンのDFフィリップ・ラーム、MFトニ・クロースらが「パティーク11 プロ」、MFメスト・エジル、DFマッツ・フンメルスらが「プレデター インスティンクト」と、アディダス契約選手がズラリと並ぶ。

　シンプルかつ斬新な白黒のバトルグラフィックが施された「バトルコレクション」。準優勝のアルゼンチンでも、大会最優秀選手(MVP)に贈られる「アディダス ゴールデンボール賞」を受賞したメッシのほか、FWエゼキエル・ラベッシが「アディゼロ f50」を着用し、メッシを攻撃でサポートしたMFアンヘル・ディ・マリア、決勝トーナメントでわずか1失点の堅守を支えたDFエセキエル・ガライ、DFマルティン・デミチェリス、DFフェデリコ・フェルナンデスらが着用していたのも「プレデター インスティンクト」だった。

　そんなブラジルW杯を席巻した「バトルコレクション」を継承した「サバイバルコレクション」が早くも登場する。UEFAチャンピオンズリーグでクラブの頂点を目指すトッププレイヤーから、ピッチでの勝利を目指す中高の部活生まで、すべてのプレイヤーが戦いに勝利し、「生き残る」ためにデザインされた新モデルだ。

　ブラジルW杯を戦った選手たちの情熱と闘志の証であるバトルグラフィックを受け継いだ「サバイバルコレクション」は、「バトルコレクション」と同様、4つのプレイヤータイプに合わせ、「プレデター インスティンクト」「アディゼロ f50」「パティーク 11 プロ」「ナイトロチャージ 1.0」の4タイプをラインアップ。日々の練習、試合でしのぎを削る部活生のためのニューモデルとなっている。

　夏本番とも言える中学サッカー、高校サッカー、そして大学サッカーを前に登場したアディダスの「サバイバル コレクション」は、アディダス直営店、adidas ONLINE SHOP、全国のアディダス取り扱い店にて本日17日より発売予定となっている。

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