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豪州コーチは元マンU名参謀…“決戦”会見で森保Jを警戒「南野は並外れた選手」「伊東は1対1が素晴らしい」

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レネ・ミューレンスティーン氏とFWアワー・メイビルが出席

 オーストラリア代表は23日、カタールW杯アジア最終予選・日本代表戦(24日・シドニー)の前日会見を行った。新型コロナウイルス感染のため隔離期間中のグラハム・アーノルド監督は欠席。24日の検査で陰性が確定すれば試合に参加する見込みだが、この日はアシスタントコーチのレネ・ミューレンスティーン氏とFWアワー・メイビルが出席した。

 レネ氏はかつて2007年から13年にかけて、マンチェスター・ユナイテッドアレックス・ファーガソン元監督の右腕を務めた名参謀。記者会見では注目選手の名前も挙げながら日本への警戒を語った。

「日本は長年、何人ものものすごい選手を育ててきた。リバプールでプレーする南野は並外れた選手だ。もし彼に時間とスペースを与えてしまえば、ダメージを与えてくる。また右ウイングの伊東。彼は際立って素早く、1対1で本当に素晴らしい。われわれはしっかり対応する必要がある。最終ラインや中盤の遠藤も素晴らしい経験を積んでいる」

 加えて「そうした枠組みが日本のチームを支えているが、彼らは豊富なエネルギーをも併せ持っている。常に彼らはエネルギーを持っている。90分間にわたって戦い続けることができる」と日本代表チームを称賛。その上で「ホームゲームは観衆の声援もあるので、なかなか興味深いものになる。素晴らしい試合をすることができると確信している」と展望を語った。

 オーストラリアにとっては敗れればプレーオフに回ることが確定し、引き分けでも自力での出場権獲得の可能性が消滅するという崖っぷちでの一戦。レネ氏は「現実的なアプローチをする必要がある」と強調しつつも、「試合に勝つことが全て。キックオフから試合をどうマネジメントし、どのように試合を終えるのかというフェーズを理解しないといけない。それら全ての局面をコントロールできれば、間違いなくポジティブな結果を得られるだろう」と自信を示す。

 快速ウインガーのメイビルも、大陸間プレーオフを突破した前回予選を振り返りつつ、「マーティン・ボイルやティム・ケーヒルが導いてくれたように、われわれはこの瞬間を楽しみいしていた」と気合十分。「魔法のような夜が来ると感じている。チームとしてのエネルギーを保ち、われわれの仕事をしたい。楽しみだ」と意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)
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