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倒れた相手選手の腰を踏みつける…女子W杯でイングランド代表MFが悪質行為、VARが見逃さず一発退場に

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DFミシェル・アロジーが踏まれる瞬間

 イングランド女子代表は女子ワールドカップ決勝トーナメント1回戦・ナイジェリア女子代表戦を7日に行い、PK戦を制して準々決勝に進出した。苦戦を強いられながらも勝ち上がったイングランドだが、後半終了間際に退場処分を受けたMFローレン・ジェームズにファンなどから多くの批判が集まっている。

 FIFAランキングで上回って優勢が見込まれたイングランドだが、ナイジェリアのゴールネットをなかなか揺らせずに時間が経過。選手からはストレスが溜まっている様子が見受けられると、L・ジェームズが愚行に走ってしまう。相手DFミシェル・アロジーと交錯して互いに倒れると、先に起き上がったL・ジェームズがアロジーの腰を踏みつけてからその場を離れていった。

 プレーとは関係ないところでの事象だったこともあり、当初主審はイエローカードと判断。それでもビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)から助言を受けて映像を確認し、一発退場に判定を修正した。

 L・ジェームズによる悪質な行為に、ファンからは「明らかに意図的でひどい」「こんな行為を見て悲しい」といった反応が寄せられている。また、元イングランド女子代表DFのアニタ・アサンテ氏は『BBC』のラジオ番組で「本当に残念だ」と語り、「一つの行為で彼女のこれまでの良い働きを台無しにしてしまった」とコメントしている。

 なお、『ESPN』のデイル・ジョンソン記者は国際サッカー連盟(FIFA)の懲罰基準を示し、「3試合の出場停止処分を回避できる可能性は低い」と紹介している。この通りの処分が適用された場合、イングランドが決勝や3位決定戦に進出した場合でもL・ジェームズが大会中に復帰することはできない。



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