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[横山杯]2点先行した埼玉栄が新潟西の反撃振り切る

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[12.28 横山杯決勝第1グループ第2戦 新潟西高 1-2 埼玉栄高 矢田部サッカー場B面]

 全国の強豪34校が優勝を争う「横山杯 第15回全国ユース招待サッカー大会1st Division」(茨城)は28日、決勝リーグに突入。決勝第1グループ第2戦では埼玉栄高(埼玉)が新潟西高(新潟)と対戦し、2-1で逃げ切った。

 埼玉栄は前半5分、DF塩川尚輝が右サイドをドリブル突破し、中央に折り返す。これをU-17日本代表FW高橋利樹が落として、MF斉藤陽平が右足シュート。これはGK飯吉将通にセーブされたが、その後も埼玉栄は高橋のポストプレーを起点にシュートまで持ち込んだ。

 一方の新潟西も前半6分、相手陣内で横パスをFW鳥島佑紀が奪い、相手1人をかわして右足ミドルシュート。これはGK小山隼にキャッチされ、前半21分にもMF小川朋広が左に展開したボールをMF石黒日向が中央に折り返し、FW木村智弥が飛び込んだがその前でGK小山のブロックに遭った。

 お互いにシュートまで持ち込んでいたが、先制したのは埼玉栄だった。前半29分、中央から右に展開されたボールをオーバーラップした塩川が受ける。そのまま塩川がドリブルでPA右から右足シュート。「GKがファーに動いたのでニアを狙った」という一撃がゴールネットを揺らし、均衡を破った。

 反撃に出る新潟西も前半終了間際の34分に決定機。MF佐藤拓巳の浮き球パスに抜け出した木村が右足シュートを放ったがクロスバー上に外れた。すると、後半開始早々の2分、埼玉栄のMF石井勇太郎が強引に左サイドを突破。深い位置から折り返したボールを高橋利が右足で合わせて、埼玉栄が2-0と突き放した。

 その後も埼玉栄の猛攻が続いたが、これを耐え凌いだ新潟西は後半13分、浮き球パスに抜け出した鳥島が飛び出したGKの頭上突くループシュートを決め、1点差に詰め寄る。さらに1分後の14分、またもGKが飛び出したところを鳥島がシュート。だが、これはカバーに戻ったDFに阻まれ、こぼれ球を狙った木村のシュートに威力はなく戻ったGKにキャッチされた。

 ピンチを逃れた埼玉栄は高橋利とFW森山虎太郎がポジションを入れ替えながら新潟西の守備を翻弄し、ゴールに迫った。しかし、得点を挙げられないでいると、後半34分にピンチを迎える。小川のスルーパスから途中出場のFW金子達樹に決定機的な右足シュートを打たれたが、ゴール左に外れ、2-1のまま逃げ切った。

 埼玉栄は勝ち点、得失点差で並ぶ習志野高を総得点で上回り、グループ首位で29日の最終戦を戦う。

(取材・文 清水祐一)
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