[9.5 Rookie League B Group第7節 前橋商高 2-1 清水桜が丘高 時之栖御殿場G]

　関東・静岡の強豪18校の1年生がリーグ戦を通して成長を目指す「2015 Rookie League」のB Groupは5日に最終節を行い、4位・清水桜が丘高(静岡)と5位・前橋商高(群馬)との一戦は2-1で前橋商が逆転勝ち。前橋商が4位、清水桜が丘は5位でリーグ戦を終えた。
　
　序盤から押し込んだのは清水桜が丘だった。対する前橋商はカウンターを狙う展開。その中で迎えた前半23分、清水桜が丘は勝村永遠の右クロスをMF渡邉唯人が合わせて先制する。

　だが前橋商は後半3分、FW藤生春樹が浮き球のスルーパス。これに反応したMF小此木駿がGKと接触しながらもゴールへねじ込んで同点に追いついた。前橋商は後半だけでシュート11本の猛攻。対する清水桜が丘は「(リーグ戦を通じて)前でボールを潰したり、そういうことができたので良かったと思っています」というCB森健吾中心に粘りを見せたが、後半42分、前橋商は藤生のシュートのこぼれ球を再び小此木が決めて2-1で逆転勝ちした。

　清水桜が丘の森は「この大会を経験して自分たちのできることとできないことがはっきり分かったので、これからそこを直して頑張っていきたいと思っています」と目標を掲げた。一方、前橋商のMF下山翔生は「(Rookie Leagueを通して)みんな走れるようになったり、守備も声をかけられるようになったり、チームとして成長できていたと思います」と語り、今後の目標については「自分もそうですが、みんな個々の能力を上げてチームとしてレベルアップしていき、選手権に出られるようにしっかりとやっていきたいと思っています」と力を込めた。

[写真]前橋商vs市立船橋戦の藤生

(取材・文　吉田太郎)

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