beacon

[東福岡×NB]信頼受けるリーダー・DF児玉慎太郎「勝ち続けて自分たちの強さを証明したい」 

このエントリーをはてなブックマークに追加

 伝統校・東福岡高のキャプテンマークを受け継いだ男だ。DF児玉慎太郎主将(3年)は昨年度、CBの主力として全国2冠に貢献。森重潤也監督も認めるキャプテンシーと安定感を武器に最終ラインに君臨する児玉が東福岡の新チームについて、また試し履き会で着用したニューバランス製のスパイク「ビザロPRO HG」の印象について語った。

●DF児玉慎太郎主将
―まだ本格的なシーズンはこれからだけれど、新人戦九州大会で優勝したり、船橋招待大会で優勝したり、新チームはいいスタートを切ることができている印象だが?
「自分たちは(選手権決勝を戦った関係で)チーム作りをするのが一番遅かったけれど、その割にはタイトルもしっかり取れているし、いいと思います。けれども、キツくなってくるのはここからなので、気を引き締めていきたいです」

―去年はプレミアリーグの開幕戦で大敗(対C大阪U-18、1-6)。そこから立て直して全国2冠を達成しました。今年もそのような修正力を求められる時が来ると思うが、今年のチームはどうですか?
「去年の開幕戦のように負けずに、今年は勝ち切りたいですね。(現段階で昨年よりも求められている部分は多く)去年よりも相手に対する警戒心を持って、プレミアで勝つために必要なことをやっている感じはします。きょうの練習ように、相手のことをイメージしてという練習は今年増えたと思います」

―昨年とはメンバーも違うし、表現するサッカーも少し変わってくると思うが、どのようなところでヒガシの進化を示したい?
「サイド攻撃というヒガシらしさを示しつつも、自分たちの代は攻撃陣が去年よりも個性豊かだと思う。個性を活かしながら、ヒガシらしさを出していけるように、ということを心がけて練習しています」

―きょうのトレーニングで着用した「ビザロPRO HG」の感想を教えてください
「思ったよりも足に馴染んで、ボールとかも蹴りやすかった。自分の足にも結構フィットしていたので、すごく良かったと思います」

―雨中で難しいコンディションだったと思うが?
「自分は新しいスパイクとか履いたら足の裏とか痛くなりやすいんですけど、このスパイクは中敷きとかもしっかりしたもので足の裏とか痛くならなかったし、履きやすかったです」

―普段、スパイクを選ぶ時のポイントは?
「自分の足に合うかというのが一番気にしています。自分の足にフィットしていて動きやすいか、ということを重視しています」

―そのフィット感によって自分のプレーも変わりますか?
「自分は結構ロングボールを蹴る機会が多いけれど、昔、蹴る時にフィットしていなくてスパイクの中でズレたりということがあったりしたので、その点は重視しています」

―フィット感が高くて中で足が動かないのは、「ビザロPRO HG」の大きな特長
「確かに。蹴るときに軸足とかで中でズレないので蹴りやすかったです」

―きょうはオレンジのカラーを履いていたけれど、「ビザロPRO HG」のデザインについてはどうですか
「自分たちのユニフォームの赤にも合いやすいので良かった。機会があれば履いて見たいです」

―4月からチームが着用しているニューバランス製のユニフォームの着心地はどうですか?
「上半身のサイズもデカくなく、着心地よく着させてもらっています。靴下のデザイン性もいいと思います」

―今回の試し履き会も含めて東福岡の注目度が高まっている印象です
「去年の成績が高かったというのがあると思うし、(今回の試し履き会は)普段なかなか機会がないのでありがたいですね」

―新チームは船橋招待決勝で7ゴールを奪うなど周囲にインパクトを与えている。注目されているというプレッシャーはあまりない?
「プレッシャーはありますし、周りからも去年プレミアを取れなかったので『越えるためにはプレミア取ることが必要だぞ』とよく言われます。プレッシャーはありますけれども、別にそのプレッシャーを気負っている訳じゃなくて、自分に緊張感をもたらしてくれていると思っています」

―対戦相手が東福岡をターゲットにしている中で結果を残しているのは凄いこと
「去年勝ったから負けることは許されないし、勝つことが当たり前になっている。それでも勝ち続けて自分たちの強さを証明したいと思います」

―児玉選手自身、今年はどのような一年にしたい?
「今年は高校最後の年になるので、高校卒業してからもまた上を目指せるようにステップアップする年にしたい。高校生活ラスト1年でしっかり自分を伸ばして、大学に上手く繋げていきたいです」

―去年一年間ですごく評価を高めたが、ここからの1年間でどのようなところを高めていきたい?
「去年はDFやっていて、できないところを協力しながら補っていこうという考え方だったんですけど、今年は自分一人でも対応できるような力をつけていきたいですね。言い方を変えると、昨年は周りに頼っていたとも言えるので、自分の力で抑えこんで、ゲームをつくれるようになりたいと思います」

(取材・文 吉田太郎)

TOP