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[プレミアリーグEAST]我慢強く、やるべきこと貫いた青森山田が市立船橋との首位攻防戦制す!

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試合終了直後、喜びを爆発させる青森山田イレブン

[9.18 高円宮杯プレミアリーグEAST第13節 市立船橋高 0-1 青森山田高 グラスポ]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEASTは17日から19日にかけて第13節を行った。勝ち点24で並ぶ首位・青森山田高(青森)と2位・市立船橋高(千葉)との首位攻防戦はMF嵯峨理久の決勝点によってアウェーの青森山田が1-0で勝利。首位を守った。

 市立船橋はガンバ大阪内定の10番MF高宇洋がベンチにこそ入ったものの、出場せず。だが、湘南ベルマーレ内定DF杉岡大暉とアルビレックス新潟内定DF原輝綺が先発し、ともに初先発となるDF岡井駿典とMF佐藤圭祐の両1年生も先発メンバーに加わって勝利を目指した。一方、青森山田はFC東京内定のGK廣末陸とジェフユナイテッド千葉内定MF高橋壱晟が先発。アウェーで勝ち点3を狙った。

 リーグ最少失点の市立船橋と同2番目に失点の少ない青森山田との一戦は1点勝負の展開に。立ち上がりは市立船橋が主導権を握ってペースを握ったが、青森山田は黒田剛監督が「相手をPAに進入させないことを11人全員が徹底した結果、うまく機能しました」と語ったように、簡単にはゴールに近づけない。そして後半、青森山田はカウンターから相手ゴールを脅かすと33分、交代出場MF堀脩大の左クロスを「相手のマークが来ていないと分かっていました。GKが前に出てきていたので、ファーサイドを狙った結果、いいコースに飛びました。いままで攻撃陣の中で自分だけがゴールを挙げていなかったので、この大一番で決めることができてうれしいです」という嵯峨が頭で決めて先制した。

 このあと、市立船橋は5つの交代枠を最大限に活用して反撃。だが朝岡隆蔵監督がブロックを崩せなかったこと、そしてもう一つの敗因として「後半から交代した選手たちが、攻撃に違いを生むことができませんでした。先発した選手たちも積極的な姿勢を見せていたので、途中交代組にはもっとインパクトを残してもらいたかったです」と残念がったように、終盤に十分なパワーを加えられなかった市立船橋は0-1で敗れ、首位浮上を逃した。

 市立船橋の原は「ここから全勝するつもりで、気持ちを切り替えたいと思います」と切り替えを強調。一方、首位を守った青森山田の黒田監督は「選手たちには、『無失点に抑えていれば必ずいいことがある』という話をしていましたし、我慢が実りました。堅守を基盤に戦いつつ、高い位置でボールを奪ったときは攻撃にギアを上げるという戦い方を、選手たちが忠実に守った末の勝ち点3だと思います」と個々が我慢強く、やるべきことを貫いた選手たちを讃えていた。

(記事協力 JFA)
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