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[ミズノカップ U-18 IN うどん県]神戸弘陵の流れ生み出したCB田中らDF陣の奮闘、4試合連続無失点で頂点へ

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神戸弘陵高はCB田中滉大中心に決勝も無失点

[3.30 ミズノカップ決勝 桃山学院高 0-3 神戸弘陵高 香川県サッカー場]

 予選リーグ初戦の広島観音高戦では開始14分間で2失点。集中力を欠いたプレーも出るなど非常に悪いスタートとなった神戸弘陵高守備陣だったが、その後4試合を全て無失点で戦い抜いた。

 神戸弘陵の谷純一監督は「しっかり守るところは守りきる。まずここを守ったらリズムが来るという、ゲーム勘が養われてきた」と語っていたが、DFラインを中心とした守備の安定が攻撃陣の活躍を引き出したことは間違いない。

 決勝では最終ラインの選手がシュートブロックを連発。今大会成長した一人がCB田中滉大(新3年)だ。この日は空中戦の強さや幅広いカバーリングなどCB綿田龍二(新3年)とともに堅守を発揮。また左SB権勝星(新3年)に触発されたこともあって、集中力を切らさずにコーチングを続けていた。谷監督は「(田中は)声が出ない選手だった。最終ラインの彼があれだけ指示を出してくれればまとまるし、失点ゼロで終わったのは良かった」。今後への自信となるミズノカップ優勝となった。
 
 4月開幕のプレミアリーグは田中にとって初となる舞台。「目標は無失点でリーグ戦を終えることです」と高い目標を掲げたCBが仲間達と後方から支えて、チームに流れを生みだす。

(取材・文 吉田太郎)
ミズノカップ U-18 IN うどん県

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