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大型SBが頭で魅せた!三国スティビアエブスがU-18オランダ代表戦に続いて開幕戦でもゴール!!

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前半17分、日本高校選抜はSB三国スティビアエブスがヘディングシュートを決めて2-0。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[4.13 デュッセルドルフ国際ユース大会予選リーグ 日本高校選抜 2-0 フォルトゥナ・デュッセルドルフ]

 大型SBが頭で魅せた。日本高校選抜は1-0で迎えた前半17分、左SB杉山弾斗(市立船橋高3年)の右CKを右SB三国スティビアエブス(青森山田高→順天堂大)がニアサイドで合わせる。完全にマークを外して放ったヘディングシュートがゴール左隅へ決まって2-0となった。

 三国は11日のU-18オランダ代表戦でも杉山のCKから頭でゴール。それに続き、デュッセルドルフ国際ユース大会開幕戦で“2戦連発”の活躍を見せた三国は「(杉山)弾斗がいいボール上げてくれたのもあったし、オランダ戦と同じ形というのもあったんですけど、あそこのポジションで決められたのは本当に良かったと思います」。守備面でも高さや対人の強さで勝利に貢献したSBは試合後、関係者たちからの「ナイスゴール」の声に愛想のいい笑顔で応えていた。

 182cmの大型SBは欧州遠征直前合宿では失点に絡むミスなどがあったが、この日はリスクを犯さずに丁寧なプレー。まずは守備に専念していたことから、得意の攻撃参加の数を増やすことはできなかったものの、後半終了間際には右サイドでの連動した崩しからFW飯島陸(前橋育英高3年)のヒールパスに反応してクロスをFW伊藤龍生(米子北高→鹿屋体育大)の頭に通して見せた。

 この日、自重していた攻撃参加については「海外の選手は(SBの自分に)ついて来なかったので、今後もああいう場面を増やせると思う」と手応えを感じている。チーム全体的にはリスクを回避するプレーが多かったが、初戦を白星で終えたことで今後はより個々の良さ、サイドからの崩しの数も増えるはず。その中で三国は「攻撃面でも、守備面でも負けないくらいバチバチやっていきたい」。青森山田の選手権、プレミアリーグ2冠に貢献した大型SBは個でも海外で負けないところを示す。

(取材・文 吉田太郎)
●日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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