beacon

[J-VILLAGE CUP U-18]1-0。川崎F U-18のGK濱崎知康がU-18代表候補のライバル対決にも勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

川崎フロンターレU-18GK濱崎知康(2年=川崎フロンターレU-15出身)は1-0でライバル対決に勝利

[3.20 J-VILLAGE CUPU-18予選リーグ U-17日本高校選抜 0-1 川崎F U-18 Jヴィレッジ]

「去年、ファイナルで勝てなかったというところで、チームとしては再チャレンジという目標を立ててやっていますし、そこでまずプレミアEAST優勝、プレミアEASTの試合を1試合1試合勝利して、ファイナルで最後笑って終わられるようにと思っています」

 昨年はプレミアリーグEASTで20試合ゴールを守り、川崎フロンターレU-18の初優勝、最少失点Vに貢献。GK濱崎知康(2年=川崎フロンターレU-15出身)はプレミアリーグ制覇という目標を立てて、U-18チームでのラストイヤーをスタートしている。

 シュートストップが最大の強み。この日はロングスローから枠を捉えたシュートもあったが、冷静に対応して得点を許さなかった。また、昨年よりもプレーエリアを広げることを掲げているという濱崎は、PAから飛び出して処理するシーンも。味方DFと動きが被ってやや交錯してしまったことは反省点だが、そこまで飛び出してプレーしたことは決意の表れだった。

「昨年よりもプレーエリア広げるというところでロングシュートやられないような位置にいながらもDFの背後を助けてあげることでCBの疲れを少し軽減させることもできますし、ぶつかったシーンももっと自分が主導権持ってプレーできればもっと良い形で処理できたと思います。背後蹴ってもGKが出てくるとなれば蹴ってこなくなる。意識しながらできています」。DF陣のサポートも受けながら守備範囲広くプレー。DF背後への動きを得意とするFW西丸道人(神村学園高2年)らU-17日本高校選抜の強力FW陣に決定打を打たせなかった。

 この日はライバルとの対戦だった。GK中村圭佑(静岡学園高2年)は今年2月末から開催されたU-18日本代表候補合宿でともにプレー。U-17日本高校選抜の先発を務めた中村との対戦について、濱崎は「めちゃくちゃ意識していました。一緒にやって知って中で自分が一番だと示せる良い機会だなと思っていたので、その試合に勝てたことで少し証明できたのかなと思います」。U-18日本代表は25年のU-20ワールドカップを目指すチーム。ポジションを争うライバル相手に1-0で勝利した。

「U-20のワールドカップに出ている人はプロに行っている人が多いので、トップ昇格をしっかりしてU-20に繋げていければなと思っています」と思いを口にした。トップチームのGKチョン・ソンリョンの1対1の強さやビルドアップの上手さを参考にしながら成長を続けてチャンスを掴む。

 川崎F U-18のチームリーダーとして臨む新シーズン。U-17日本高校選抜からの勝利を自信とし、プレミアリーグ開幕へ向かう。21日のJ-VILLAGE CUP U-18決勝では大宮U18と対戦。「大宮アルディージャというところでプレミアリーグの相手でもあるので、勝って、プレミアリーグ開幕前の良いスタートが切れるようにしたいと思います」。優勝し、プレミアリーグ開幕への弾みをつける。

(取材・文 吉田太郎)

TOP