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[MOM4553]仙台ユースFW佐々木悠磨(3年)_先発落ちの悔しさ乗り越え貴重な逆転弾「もっとゴールに貪欲になりたい」

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逆転ゴールを決めたFW佐々木悠磨(3年、左から2番目)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.8 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 仙台ユース 3-1 清水ユース エディオンスタジアム広島]

 決勝点となった逆転ゴールを決めたベガルタ仙台ユースのFW佐々木悠磨(3年)。岩手県のMIRUMAE・FC・U-15出身のストライカーは、馬力のあるドリブル突破を再三見せて、大舞台で躍動した。

 しかし佐々木はこの夏から秋にかけて苦難を味わった。なかなかゴールやアシストという結果を残せず、プリンスリーグ東北終盤は先発メンバーからも外れた。木谷公亮監督は「体調を崩したところから少し外れた時もあった」と先発から外れた理由を説明した。

 そうした苦しい状況でも佐々木は「練習から木谷監督にも『積極的に仕掛けていけ』と言われていました。そうやって練習から自信を持って積極的に仕掛けていったり脚を振っていったりして、だんだん自分の良い時のイメージを取り戻していけました」と木谷監督の助言を実践しながら、少しずつ良いパフォーマンスを取り戻していった。それを木谷監督も見ていた。「ここ1か月くらいすごく調子が良かったので、自信を持って前(先発)で出せる状況ではありました」と先発に復帰させたことが功を奏した。

「自分自身もプレーオフ前の練習試合から調子が良い」と佐々木自身も今のパフォーマンスに自信を持っているが、「自分としては今日はもっと2点3点取れるシーンがあったと思いますので、1点で満足しないで、もっとゴールに貪欲になりたいです。チームとしてもここで満足しないで、次勝てばプレミア参入なので、次もしっかり勝っていきたいと思います」と語り、この日の結果に満足せず、2回戦へ臨む。

(取材・文 小林健志)
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小林健志
Text by 小林健志

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