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日本高校選抜が6年ぶりにNEXT GENERATION MATCHを制す! 池戸柊宇のヘッド弾で神戸U-18を撃破

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高校選抜DF池戸柊宇(京都橘高3年)が決勝ゴール

[2.17 NEXT GENERATION MATCH 神戸U-18 0-1 日本高校選抜 国立]

「FUJI FILM SUPER CUP 2024 NEXT GENERATION MATCH」が17日、国立競技場で行われた。ヴィッセル神戸U-18と日本高校サッカー選抜の対戦は、高校選抜が1-0で勝利。後半36分にMF太田隼剛(市立船橋高3年)のCKをDF池戸柊宇(京都橘高3年)がヘディングシュートで決めた。

 J1王者の育成組織、神戸U-18は4-3-3の布陣を敷く。GKは亀田大河、4バックは左からDF野邉知紘、DF山田海斗、DF茨木陸、DF西川亜郁。アンカーはMF岩本悠庵、インサイドハーフはMF濱崎健斗、MF今富輝也。前線3人は左からFW森田皇翔、FW渡辺隼斗、FW大西湊太が並んだ。

 日本高校選抜は第102回全国高校サッカー選手権の優秀選手を中心に構成。4-4-2の布陣で、GK鈴木将永(青森山田高3年)、4バックは左からDF市川和弥(尚志高3年)、DF渡邉優空(尚志高3年)、DF小泉佳絃(青森山田高3年)、池戸。ボランチ2人はDF塩川桜道(流通経済大柏高3年)とMF神田拓人(尚志高3年)。左サイドハーフはMF長準喜(昌平高3年)、右サイドハーフはMF松田悠世(桐光学園高3年)。トップ下気味にMF芝田玲(青森山田高3年)が入り、最前線にFW網代陽勇(尚志高3年)が配置された。

 序盤は神戸U-18がペースを握る。森田や大西が両サイドから突破を図ってクロスを上げるが、味方には合わない。前半17分に岩本が左サイドからFKを蹴り込む。敵陣PA内で今富が反応するも、オフサイドの判定となった。

 時間の経過とともに高校選抜も攻勢を強める。前半30分、右サイドから松田がクロスを上げると、PA中央で網代がヘディングシュート。しかしGK亀田にキャッチされた。芝田と網代が中心となり、数度のチャンスは作ったが、前半はそのままスコアレスで折り返した。

 両チームともにハーフタイムで交代カードを切る。神戸U-18は大西を下げ、MF瀬口大翔を投入。高校選抜はGK鈴木と長に代え、GK平塚仁(岡山学芸館高3年)とMF杉本英誉(青森山田高3年)を出場させた。

 後半開始から高校選抜が決定機を作りだす。後半7分、杉本の縦パスに反応した網代がPA左から左足シュート。しかし相手のブロックに遭う。同8分には塩川のヒールパスから松田が左足ミドルを放つも、惜しくもゴール枠外に外れていった。神戸U-18は10分に渡辺が敵陣PA近くから左足シュート。だが、GK平塚にキャッチされた。

 高校選抜は均衡を崩すべく、後半16分に交代枠を使う。網代を下げ、U-17日本代表FW高岡伶颯(日商学園高2年)がピッチに出る。一方、神戸U-18も同22分に森田に代えてMF藤本陸玖を投入した。その直後には高校選抜が2枚替え。市川と松田が下がり、U-17日本代表DF布施克真(日大藤沢高2年)とMF北藤朔(神戸弘陵高3年)が入った。

 相手にペースを奪われた神戸U-18は後半29分に3枚替え。GK亀田、渡辺、濱崎に代えて、GK吉岡耕佑、FW高村睦弥、MF小泉楓雅が入る。

 終盤に差し掛かり、両チームが積極的にシュートを放つ。後半33分、杉本がPAでカットインから左足シュートもGK吉岡の好セーブに阻まれる。直後には神戸U-18も岩本が右足ミドルでゴールを脅かすが、得点には至らなかった。

 後半36分に均衡が破れる。高校選抜は直前に出場した太田が左CKを蹴ると、ファーサイドで池戸がヘディングシュート。ゴールネットを揺らし、値千金の先制点となった。

 試合はそのまま終了し、高校選抜が1-0で勝利。高校選抜がNEXT GENERATION MATCHを制したのは2018年以来6年ぶりとなった。

(取材・文 石川祐介)
石川祐介
Text by 石川祐介

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