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[MOM4635]日章学園GK有薗大樹(2年)_強風、雨の悪条件下でも安定感発揮し、無失点勝利

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日章学園高GK有薗大樹(2年=アビスパ福岡U-15出身)は安定した守りで無失点勝利

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.19 九州高校新人大会準々決勝 鹿児島城西高 0-1 日章学園高 ふれあいスポーツランド]

 日章学園高は強風雨の難しいコンディション下で1-0勝利。原啓太監督はマン・オブ・ザ・マッチに「今日も安定していました。サイズはないんですけど、安定してて、今日もチームを勝たせるようなプレーが多かった。ビッグセーブもあったので」とGK有薗大樹(2年=アビスパ福岡U-15出身)を指名した。

 有薗は「きょうは雨でスリッピーな部分があった。しっかりDFラインにはチャレンジとカバーのところは徹底させて。それを越えたら自分っていう部分で意識してやっていました」と振り返る。

 鹿児島城西はこの日、計7本のCK。ゴール前に入って来るボールが増えていたが、有薗は「キャッチングのところはやっぱり自信はあるので。そこはどんどんチャレンジしてやっていました。しっかりボール見て、判断して。最後までボールから目を切らないっていうところを意識してやってました」と安定したキャッチングを続けた。

 この日、印象に残っているプレーは「クロスが上がってきてヘディングに対してのところ。自分、身長がそんなにないので、ハイボールで劣る部分はあるんですけど、セービングの部分でうまくカバーできたかなって思います」。前半には至近距離からのシュートを身体に当てるシーンがあったほか、相手の鋭い抜け出しに対してはDF新本琉羽(2年)の助けも受けながら粘り強い対応で守り抜いた。

 有薗はアビスパ福岡U-15出身。元々宮崎に住んでいたが、家族の仕事の関係で福岡に移住し、Jクラブアカデミーでプレーしていた。中学卒業時に宮崎の強豪校、日章学園への進学を決断。家族の最大限のサポートに対し、「凄く感謝しています」。恩返ししたいという思いを強く持っている。

 完封勝利で九州4強入りを果たしたが、続く準決勝で敗戦。GK谷晃生を目標の選手に挙げる有薗は「やっぱり日本一っていうのは、チームとしても、個人としても目標にしているところではあるんで、そこを目指して頑張っていきたいなと思います」。普段、U-17日本代表FW高岡伶颯(2年)ら注目選手たちのシュートを受け続けていることも成長の要因に。今後も努力を重ねて目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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