beacon

[球蹴男児U-16]強力攻撃陣の鵬翔が5-0で快勝。3発のMF永田惇哉は自分の形で「シュートまで行って決めれるように」

このエントリーをはてなブックマークに追加

鵬翔高MF永田惇哉(筑後サザンFC出身)が前半7分に右足で先制点。この日は3得点の活躍

[5.3 球蹴男児U-16リーグD2第1節 佐賀商高 0-5 鵬翔高 大津町運動公園多目的A]

 九州地域のU-16年代において、長期のリーグ戦を通じて選手の育成及び指導者のレベルアップを図る「2024 球蹴男児U-16リーグ」のD2リーグが3日に開幕した。鵬翔高(宮崎)はMF永田惇哉(筑後サザンFC出身)が3得点の活躍。佐賀商高(佐賀)に5-0で快勝した。

 永田が「FW2枚はめっちゃ推進力があって、サイドからしたら助かります。こぼれたり、セカンドボールを拾ってシュートまでいけたらなと思います」というように、鵬翔はFW土橋翔来とFW金屋拓海の2トップが前線で力強い動きを連発。2列目の右SH栫井輝海と左SH永田も縦へのドリブル、抜け出しでチャンスを創出した。

FW土橋翔来は鋭い動きを連発。相手の逆を取る巧さも見せ、1得点

 前半7分には、GK藤吉心空からのロングキックがDFライン背後へ。反応した永田が身体を投げ出して右足で合わせる。これがゴールへ吸い込まれ、先制点となった。その後も、MF西衞新らが組み立てながら、前線の破壊力を活かした攻撃。前半45+2分には、土橋が競ったこぼれを永田がゴールへ蹴り込み、2-0とした。

 永田は後半8分にもCKからのヘッドを決めてハットトリック達成。鵬翔は17分に土橋が決めると、39分にも交代出場のMF川口唯人が技ありの左足シュートを決めた。試合終了間際には、相手の決定的なシュートをGK藤吉がファインセーブ。CB田中哲平を中心としたDF陣もこだわって無失点で終えた。

 開幕戦の主役となった永田は、「ハットトリックで終われて良かったかなって思っています」と微笑んだ一方、「ストロングポイントはカットインからのシュートだけど、今日は全然活かせなかったので、次はそこを活かして、シュートまで行って決めれるようにしたい」。九州の強豪校とのリーグ戦で自分の力が発揮できたとは考えていない。

 チームについても、「公式戦は初めてだけど、今日は相手に裏へ行かれたりして、そこが 危なかったので、修正できたらいい」。そして、「今、ディビジョン2なのでディビジョン1に上げて、次の世代に引き継ぎたいと思います」と力を込めた。

 永田の目標とする選手は同じ左サイドを主戦場とするMFフィリペ・コウチーニョ。また、鵬翔の先輩MF中村虹登(3年)らからも刺激を受けている。練習参加した際の雰囲気の良さと自分の特長を活かせると感じた鵬翔で常に先発出場する選手になることが目標。「最後まで走れるように」自分を磨き、活躍を続ける。

D1昇格を狙う鵬翔は5-0で快勝発進

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

TOP