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PKキッカー奪われたキースリンク 「サムは謝ってきた」

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[5.4 ブンデスリーガ第32節 ニュルンベルク0-2レバークーゼン]

 ブンデスリーガは4日、第32節2日目を行い、レバークーゼンは敵地でニュルンベルクと対戦し、2-0で勝利した。FWシュテファン・キースリンクはPKで今季23得点目を決め、得点ランキングトップタイに並んだが、もう一度あったPKの場面ではチームメイトにキッカーの座を奪われ、単独トップに立つことはできなかった。

 レバークーゼンは1-0で迎えた後半17分、相手のハンドでPKを獲得。これをキースリンクが落ち着いて決め、FWロベルト・レバンドフスキ(ドルトムント)と並ぶ今季通算23得点目を奪った。さらに後半36分、キースリンクがPA内でDFティム・クローゼに倒され、この日2本目のPKを獲得。当然、キースリンクが蹴ると思われたが、MFシドニー・サムがキースリンクの持っていたボールを奪い、そのままキッカーを務めた。ところが、サムのキックはポストを直撃。追加点を逃すどころか、チームメイトが得点ランク単独トップに立つチャンスをみすみす奪ったとして批判を受けていた。

 キースリンクは試合後、「彼は僕に謝ってきたよ」と、サムから謝罪があったことを明かしたうえで、「もちろん、自分で蹴りたかった。でも、大事なのはチームが勝ったこと。僕はスポーツマンだからね」と“大人の”コメント。レバークーゼンは3連勝で3位が確定し、来季の欧州CL出場権を獲得した。「僕らがそれに値しているということだよ。2つの最高のチーム(バイエルンとドルトムント)に続くチームであることは素晴らしいし、誇りに思う」と喜んでいた。


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