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ベンゲル通算1000試合目のアーセナルをチェルシーが6ゴールで粉砕!

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[3.22 プレミアリーグ第31節 チェルシー6-0アーセナル]

 プレミアリーグは22日、第31節を各地で行い、FW宮市亮の所属するアーセナルは、アウェーでチェルシーとのビッグロンドンダービーを迎えた。アーセナルにとっては、アーセン・ベンゲル監督が指揮を執る通算1000試合目のメモリアルゲームだったが、結果は散々なモノとなった。早い時間帯に2失点を喫したアーセナルは、MFアレックス・オクスレイド・チェンバレンがPA内でハンドの反則を犯す。すると、審判団はDFキーラン・ギブスに退場を宣告。10人になったアーセナルは、その後もチェルシーの速攻から次々と失点を重ね、終わってみれば0-6という大敗を喫した。なお、負傷を抱えている宮市は、ベンチ外だった。

 前半4分、最初の決定機を迎えたのはアーセナルだった。前半4分、MFトマシュ・ロシツキーの縦パスを受けたFWオリビエ・ジルが左足でフィニッシュに持ち込んだが、GKペトル・チェフの好セーブに遭う。

 ここからは、チェルシーの一方的な展開となった。まず前半5分に自陣でボールを奪ったMFアンドレ・シュールレがMFオスカルとのワンツーをかわして加速する。ボールを一気に敵陣へ運び、FWサミュエル・エトーにパスを出す。これを受けたエトーが右足のキックフェイントでDFをかわして左足でシュート。ゴールネットを揺らした。

 先制点から2分後にもチェルシーはハーフウェーライン付近でMFネマニャ・マティッチがボールを奪う。前方のシュールレにボールを預けると、再びドリブルを仕掛けたシュールレは自らシュートする。これが決まり、7分までにリードを2点とした。

 チェルシーは、エトーが負傷でピッチを離れたが、勢いは変わらない。15分には、エトーに代わって出場したFWフェルナンド・トーレスからのパスを受けて、MFエデン・アザールがシュート。これをゴール前にいたチェンバレンが横っ飛びでセーブ。主審はチェルシーにPKを与えたが、なぜかレッドカードをギブスに提示。アーセナルも抗議をせずにギブスがピッチを離れて、アーセナルは10人で戦うことになる。このPKをゴールど真ん中にアザールが落ち着いて決めて3-0とする。

 攻め続けるチェルシーは、前半42分にもGKチェフのキックを起点としたロングカウンターを決める。最後はトーレスの折り返しをオスカルがゴールに叩きこみ、前半だけで4-0と試合の行方を決定づけた。

 後半に入り、アーセナルも2人の選手交代を行ったが、試合展開までは変わらない。後半2分にはトーレスがドリブルでPA内まで仕掛けてシュート。DFに跳ね返されたボールを、ボランチで起用されたMFダビド・ルイスがシュートしたが、これも決められない。

 アーセナルもMFサンティ・カソルラがロシツキからのパスを受け、PA内左寄りの位置から左足でシュートを打ったが、ボールは右に外れて行った。同21分には、チェルシーのオスカルが、アーセナルのミスパスをさらい、右足でシュート。これがゴールに決まって5点差に広げると、同26分にも途中出場したMFモハメド・サラにも追加点が生まれ、ジョゼ・モウリーニョ監督が指揮を執って以来、最多ゴール数となる6点目を挙げた。

 1点でも返して意地を見せたいアーセナルだったが、最後までゴールを挙げることはできずに、同じ街のライバルに屈辱的な大敗を喫している。

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