[4.26 リーガ・エスパニョーラ第35節 R・マドリー4-0オサスナ]

　リーガ・エスパニョーラは26日、第35節を行い、レアル・マドリーはホームでオサスナと対戦し、4-0で快勝した。FWクリスティアーノ・ロナウドが復活を印象付ける2ゴール。消化試合が1試合少ないながら4連勝で勝ち点を82に伸ばし、同81のバルセロナを抜いて暫定2位に浮上すると、首位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差も暫定で「3」に縮めた。

　エースが復活ゴールを決めた。レアルは前半6分、MFアンヘル・ディ・マリアからの大きなサイドチェンジを受けたC・ロナウドが左サイドからドリブルで中に持ち込み、右足を振り抜く。鮮やかなミドルシュートはゴール右のサイドネットに吸い込まれ、先制点。23日の欧州CL準決勝第1戦・バイエルン戦(1-0)で公式戦5試合ぶりに復帰したC・ロナウドにとって、負傷した2日の欧州CL準々決勝第1戦・ドルトムント戦(3-0)以来、公式戦6試合ぶりのゴールとなった。

　その後もオサスナを押し込むレアルは前半23分、C・ロナウドの右クロスにDFセルヒオ・ラモスが飛び込むが、ヘディングシュートはゴール上へ。同30分には左サイド角度のない位置からC・ロナウドが直接FKを狙ったが、ゴール右に外れた。同37分、右45度の位置からのFK。C・ロナウドはシュートと見せかけてゴール前にクロスを上げたが、セルヒオ・ラモスの右足ボレーは枠を捉え切れなかった。

　チャンスをつくりながら追加点を奪えず、前半は1-0で折り返したが、後半立ち上がりにまたしても背番号7が魅せた。左サイドからドリブルでカットイン。右足でアウトにかけた豪快なミドルシュートがゴール右上隅に突き刺さり、自身2得点目で2-0と突き放した。C・ロナウドはこれで今季通算30ゴール。FWジエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリー)に3点差、FWリオネル・メッシ(バルセロナ)に4点差を付ける節目の1点となった。

　後半15分、ディ・マリアの右クロスにセルヒオ・ラモスが頭で合わせ、試合を決定づける3点目。C・ロナウドは直後の17分にベンチへ下がり、29日の欧州CL準決勝第2戦・バイエルン戦に備えた。後半38分にはMFイスコの浮き球のパスを途中出場のDFダニエル・カルバハルがヘディングで流し込み、4-0。4試合連続の完封勝利で4連勝を飾り、明日27日に試合を控えるアトレティコとバルセロナにプレッシャーをかけると、バイエルン戦に向けても勢い付く勝利となった。

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