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W杯落選の豊田が同点弾も…鳥栖は大宮とドローで首位陥落

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[5.17 J1第14節 鳥栖1-1大宮 ベアスタ]

 首位サガン鳥栖はホームで大宮アルディージャと1-1で引き分け、連勝が3でストップした。日本代表のW杯メンバーから落選したエースのFW豊田陽平が同点ゴールを決めるも逆転ならず。3節ぶりに首位の座を明け渡し、暫定2位で中断期間を迎えることになった。

 鳥栖は前半7分、MF藤田直之の左クロスに豊田が頭で合わせるが、惜しくもクロスバーを直撃。同13分にも高い位置でボールを奪い、MF水沼宏太がゴール前に抜け出したが、シュートは枠を外れた。

 立ち上がりのピンチをしのいだ大宮は徐々に落ち着きを取り戻し、前半は0-0で折り返す。すると後半3分、MF家長昭博の正確な左クロスからFW長谷川悠がヘディングでゴールネットを揺らし、先制点を奪った。

 1点ビハインドを負った鳥栖は猛攻に出る。後半20分、MF金民友がドリブルでPA内へ切れ込み、ゴール前にラストパス。ところが、豊田が左足で狙ったシュートはまさかの空振りとなり、こぼれ球に詰めた水沼がシュートを打ったが、DFが体を張ってブロックした。

 後半29分には水沼の直接FKもGKの好セーブに阻まれる。チャンスをつくりながらゴールネットを揺らせずにいた鳥栖だったが、同37分、豊田がPA内でMF渡邉大剛に足を引っかけられ、PKを獲得。豊田のキックはGK江角浩司が弾いたが、跳ね返りを豊田が自ら押し込み、1-1の同点に追いついた。

 エースの今季8得点目で試合を振り出しに戻した鳥栖は逆転を目指して一気に攻勢を強め、大宮を押し込んだが、2点目を決め切れない。後半アディショナルタイム、水沼の左クロスから金民友がフリーで狙ったヘディングシュートもゴール上へ。結局、試合は1-1のまま終了。鳥栖に代わって浦和が首位に立ち、J1リーグは中断期間に入る。


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