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給料未払いのカペッロ、契約解消も 次回W杯開催国が危機的状況に

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 ロシア代表のファビオ・カペッロ監督に対する未払い給料の支払期限が経過し、ロシアサッカー連盟(RFU)は同監督との契約解消を強いられることになるかもしれない。ロシアなどのメディアが伝えている。

 2012年からロシア代表を指揮するイタリア人監督は、ブラジルW杯でグループリーグ敗退に終わった後も続投。2018年にロシアで開催する次回のW杯まで指揮を執る予定となっていた。

 だが、ブラジルW杯以降にRFUからの給料を受け取っていないことが判明。ロシアの労働監督署は今月19日を期限として6カ月分の未払い給料の支払いを求めていたが、多額の負債を抱えるRFUは期限までに支払いを行わなかったとのことだ。

 報道によればカペッロ監督の年俸は700万あるいは800万ユーロに上り、代表監督としては世界最高額だと言われる。同監督は今月末での契約解消を示唆したと伝えられ、その場合は2500万ユーロの違約金が発生すると見られている。

 RFUのニコライ・トルスティフ会長は解任に追い込まれる危機に立たされ、3年間の活動停止処分が下される可能性も伝えられる。2018年W杯開催国での不祥事はさらなる波紋を及ぼすことにもなりかねない。
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