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リバプールのバロテッリ獲得は賭けだった、ジェラードが“問題児”を語る

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 LAギャラクシーへ加入した元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードが自著『My Story』でリバプール時代のチームメイトFWマリオ・バロテッリ(ミラン)について、赤裸々に綴っている。英『デイリー・メール』や英『スカイ・スポーツ』がその内容を報じた。

 ジェラードにとってはプレミアでの最後のシーズンとなった2014年8月中旬。練習場にいたジェラードの元へブレンダン・ロジャース監督がやってきたという。

 そして、「君は我々が数選手の獲得に失敗したことを知っているね?私は本来ならば選ばないだろう“ギャンブル”を考えている」。ロジャース監督はしばし黙ると、「そのギャンブルとは、マリオ・バロテッリのことだ」と言った。ジェラードは「なるほど……」と唖然としたという。その後、2014年8月25日にバロテッリはリバプールへ正式加入した。

 当時のことを振り返ったジェラードは、「バロテッリとは会ったことはなかったが、室内で花火をしたり、ジョゼ・モウリーニョが彼を『手に負えない選手』と評していることを僕は聞いていた」と明かす。

「実際に彼を見ると、気分が乗っているときの彼はとてもクオリティの高いサッカー選手だった。しかし、キャリアにおいて大半の才能を無駄にしていると感じたね。バロテッリに関する僕の意見はそんなところだった」

「そして僕たちは代償を支払うことになった。僕は彼がチャンスを得て、賞賛を受けられるように手助けしようとした。けど、モウリーニョが彼を手に負えないと言っていた理由をすぐさま理解したよ」

「彼にはワールドクラスになるだけのポテンシャルを秘めた素晴らしい才能がある。でも、彼のメンタルや取り巻きの影響で決して、そこの域に行き着くことはできないだろうね。彼はいつも遅刻し、常に誰かの気を引こうとしてるんだ」

「彼はソーシャルメディアで間違ったことを言っている。彼は日々、一所懸命にやってはいなかった。バロテッリとは負け戦を戦っている状況なんだ。彼はあまりに多くのことを間違えすぎている」


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