beacon

クラブの選択に疑問を呈するキャラガー氏「リバプールはトッテナムのようになりつつある」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 元リバプールのジェイミー・キャラガー氏は、ブレンダン・ロジャース監督を解任した古巣の決断についての見解を述べ、クラブが間違った方向に進みつつあると主張している。

 今季プレミアリーグを開幕2連勝でスタートさせたリバプールだが、その後は低調な戦いが続いていた。4日に行われたエバートンとのダービーマッチを1-1のドローで終え、リーグ戦の最近6試合でわずか1勝という成績で10位に位置する現状を受けて、クラブはついにロジャース監督の解任に踏み切った。

 現役時代の最後の1年間をロジャース監督の下でプレーしたキャラガー氏は、昨シーズン終了時点で指揮官を解任すべきだったと主張。FA杯決勝進出のチャンスを逃し、リーグ最終節でストークに1-6の大敗を喫しても続投させたことは誤りだったと述べた。イギリス複数メディアが同氏のコメントを伝えている。

「ロジャースは3年あまりいたが、クラブはトロフィーを獲得してはいない。チャンピオンズリーグで戦ったのは1回だけだ。リバプールにとって十分ではない。同情すべき点(主力放出)もあるが、クラブはその金を再投資した。3億ポンド近くあったのだから、ブレンダンは十分な資金がなかったとは言えないと思う」

「夏にブレンダンを残したのは明らかにミスだった。昨シーズンは残念な結果に終わり、仕事を続けられたのは彼にとって幸運だった。だが彼を残してそれだけの資金を与えた上で、8試合で交代させるのは…」

 ロジャース監督への対応も含め、オーナーのフェンウェイ・スポーツ・グループが誤った選択を繰り返すことで、リバプールはもはやビッグクラブではなくなりつつあるとキャラガー氏は述べた。

「ブレンダンの時期だけでなく、私がプレーしていた頃も含めてリバプールが置かれている状況を考えてみればいい。アーセナルがずっとタイトルを獲得できていないと言われていたが、リバプールは10年間にカーリングカップで1回優勝しただけだ」

「リバプールはトッテナムのようになりつつある。自分たちをビッグクラブだと思っているが、本当のビッグクラブは彼らのことをあまり気にしていないんだ。いつもトロフィーに挑戦し続けるような本来望む場所に戻るために、オーナーたちはこれから何をするのだろうか? 今のリバプールは自分たちをビッグクラブだと思い込んでいるだけだ」


●プレミアリーグ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP