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キャプテン長谷部、多くは語らず「ピッチ上で自分たちの価値を証明する」

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合宿2日目に合流した日本代表キャプテンのMF長谷部誠

 キャプテンのMF長谷部誠(フランクフルト)は言った。多くの海外組が試合に出場できていない状況だからこそ、「ピッチ上で自分たちの価値を証明しなければいけない」と――。

 9月に行われたW杯アジア最終予選初戦のUAE戦を1-2で落とし、黒星スタートを切った日本代表。1か月前同様に、今回も招集メンバー全選手が集まるのは試合の2日前となる。直前に合流する選手のコンディション調整や細かい戦術の確認などを、限られた時間の中でこなさなければならないが、「それを勝負の中で言い訳にはできない」と決して言い訳にすることはない。

「明日にならないと全員そろわないというのは、前回も経験している。限られた時間の中で、個人としてもチームとしてもしっかり調整していく」

 海外組の多くのが出場機会をつかめていない現状に対しても「試合に出ているに越したことはない」と前置きしつつ、「こういうときは多くを語らず、シンプルに答えはピッチの上にあると思うので、ピッチ上で自分たちの価値を証明しなければいけない」と力強く語った。

 そして、厳しい状況に立たされる中でも、日本代表メンバーに選んだバヒド・ハリルホジッチ監督の信頼に応える必要があると説いた。「監督からは信頼されて選んでもらっているし、それに応えるのは選ばれた選手の使命でもある。ピッチ上で、皆で結果を出したい」。求められるのはピッチ上での結果だけ。キャプテンはチームの先頭に立ち、イラク戦、そしてオーストラリア戦での勝利だけを求めて戦う。

(取材・文 折戸岳彦)

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