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「チームのために頑張るシンジが大好き」ラニエリ監督が岡崎を称賛

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今季初得点を決めた岡崎慎司

 22日に行われたレスター・シティクリスタル・パレスの試合で、日本代表FW岡崎慎司は、今季初の先発フル出場を果たしチームの2点目を決め勝利に貢献した。1-0で迎えた63分、相手DFの中途半端なクリアを見逃さなかった岡崎は、チームの2点目、そして自身にとっては今季リーグ戦初ゴールとなる得点を叩き込んだ。

 試合後の記者会見で、レスターのクラウディオ・ラニエリ監督も「ファンタスティックだ」と岡崎のプレーを称えている。

 以前、日本代表から長距離移動を経て戻ってきた岡崎のコンディションが良くないことについて「本人ではなく別人だ」と冗談めいて話していたラニエリ監督。この日はそのことについて触れ「それは正しかったね」と話した。

「シンジのことはよくわかっている。練習中の彼は、本物のシンジだった。だから起用したんだ」と、岡崎の調子が上がってきたことが起用の決め手だったと話している。

 試合での岡崎については「今日はとても良いプレーをしたし、素晴らしい得点も決めた」と手放しで称賛している。そして、指揮官はこうも続けた。「だけど、私はチームのためにハードワークをするシンジが大好きなんだ。ファンタスティックだね」

 昨シーズンの岡崎は、36試合5得点とFWとしては決して多くはない得点数だったものの、豊富な運動量と自己犠牲を厭わない献身的なプレーで優勝に大きく貢献していた。

 今シーズンは得点数の多くない岡崎に代わって、新加入のイスラム・スリマニがジェイミー・バーディとコンビを組んでいたが、ここまで中々チームとしても安定したパフォーマンスを見せることができず、昨季の優勝を担った岡崎に対する期待も高まっていた。

 昨季の相棒バーディーではなく、スリマニとも共存できることを見せ、さらに「ハードワーク」で自身の存在価値を改めて示した岡崎。間違いなく指揮官の脳裏には、貴重な選択肢として刻まれたはずだ。

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