元アルゼンチン代表監督のセサル・ルイス・メノッティ氏は、バルセロナFWリオネル・メッシに残留を勧めている。

　スペインの大手メディア『マルカ』は14日、バルセロナとの現行契約を2018年までとしているメッシが契約更新しない可能性があることを大々的に報じた。これにより、スペイン国内ではメッシの去就が大きな話題に。すでに恩師ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティが獲得に動き出したとの報道も出ているところだ。

　スペイン『カタルーニャ・ラジオ』のインタビューに応じたメノッティ氏は、メッシの退団報道について次のように話している。

「メッシが幸福を感じるために、バルセロナ以上に美しい場所はないだろう。バルセロナでは成功の嵐に埋め尽くされたフットボールが定着しており、ファンはあのプレースタイル以外許容できないかもしれない。だからこそメッシにとって、バルセロナ以上の場所はないんだよ」

　ロシアW杯南米予選で苦戦を強いられているアルゼンチン代表には、注文をつけた。

「メッシはバルセロナの魔術師さ。しかし、いかなる魔術師にも手持ちのカードと力を披露するための舞台が必要だ。バルセロナにおいては、彼がその魔術を存分に振るうための配慮がなされている」

「メッシはバルセロナでチームメイトが何をするかを把握している。バルセロナは良いフットボールを試みるチームだからね。アルゼンチン代表では、そういった機能性はまだ得られていない。(前監督ヘラルド・)マルティーノの下で幾度か形が見られたけれどね。今は選手たちの中で混乱があるようだ。(現監督エドガルド・)バウサはそれを明確にしなければいけない」

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