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町田がFW中島の恩返し弾2発などで5戦ぶり勝利! 山形はホーム2戦9失点と守備崩壊

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[7.1 J2第21節 山形1-3町田 NDスタ]

 FC町田ゼルビアが敵地でモンテディオ山形に3-1で勝利した。5試合ぶりの白星で順位を1つ上げ、16位に浮上。山形はホーム2連戦で計9失点と、今後に不安を残す敗戦となった。

 山形は前節の徳島戦(1-6)から先発3人を変更。MF風間宏希が4試合ぶり、MF荒堀謙次が7試合ぶりにスタメン復帰し、DF宇佐美宏和が今季初先発で初出場を果たした。一方、町田も前節の東京V戦(2-4)からの変更は3人。DF増田繁人が6試合ぶり、MF森村昂太が2試合ぶり、MF戸高弘貴が今季初のスタメン出場となった。

 ホームの山形は開始早々にラッキーな形からビッグチャンスを創出。前半2分、ロングパスに反応したMF汰木康也がPA内右に抜け出すと、副審のフラッグが上がるも、ボールには関与せず右横のMF瀬沼優司に託す。隙を突いて瀬沼からのリターンを受けた汰木は右足で切り返して相手DFをかわし、PA内中央から左足でシュート。しかし、低い弾道のボールはゴール右にそれてしまった。

 失点を免れた町田は前半8分に先制する。FW中島裕希が高い位置で宇佐美の横パスをカットし、PA内に進入。追走した宇佐美に後ろから倒され、PKを獲得する。自らキッカーを務めた中島は右足で確実にゴール右へ沈め、先にリードを奪った。

 続けて前半29分、森村のスルーパスに走り込んだ戸高が右サイドの深い位置からグラウンダーのクロスを供給。マークを振り切ってゴールエリア右に入った中島が右足でニアを破り、古巣を相手に2点目を挙げた。

 中島の今季7ゴール目で2-0とした町田は、前半37分にDF大谷尚輝が負傷交代するアクシデントに見舞われたが、代わって投入されたMF土岐田洸平ら守備陣が集中力を保ち、無失点のまま前半を終了。迎えた後半も主導権を握って試合を進める。

 立ち上がりの後半12分、敵陣でのボール奪取から右サイドの中島が折り返し、PA内中央で受けた戸高が鋭いターンとフェイントから右足でシュート。これがゴール左隅に決まり、早い時間帯にリードを3点に広げた。戸高は2試合連続となる今季3得点目。今季初スタメンの期待に応えてみせた。

 前節に続いての大量失点となった山形。後半35分に自陣左サイドのMF荒堀謙次が敵陣中央までドリブルで運ぶと、右から攻め上がった途中出場のFW鈴木雄斗にパスを出す。ワントラップでPA内右に進入した鈴木は迷わずに右足でシュートを放ち、ゴール左に決めた。

 負傷からの復帰戦となった鈴木の14試合ぶりとなる今季3ゴール目で1点を返した山形だったが、反撃はここまで。町田が前節の大敗を払拭する3-1の勝利を飾った。

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