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[PUMA杯2015] 3連覇、4冠を目指す名古屋FP森岡薫「悔いを残さないように戦いたい」

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 今大会で20回を数えるPUMA CUP。その歴史の中で、連覇を達成したのは第4回、第5回大会を制したFIRE FOX、第15回、第17回大会(第16回大会は東日本大震災の影響で準々決勝第2戦終了後に大会終了)を制したシュライカー大阪、そして前々回大会、前回大会を制した名古屋オーシャンズの3チームだけ。今回、名古屋は前人未到の3連覇に挑む。

 Fリーグ2014/2015のプレーオフファイナル進出を決め、PUMA CUP2015には決勝トーナメントから出場する名古屋のエース、FP森岡薫は「3連覇は、もちろん狙っていますし、今年はFリーグを獲ることができれば、4冠というのも達成できる」と、鼻息が荒い。今シーズン、名古屋はリーグカップ、アジアクラブ選手権を制しているため、Fリーグ、PUMA CUPも優勝できれば、これまた前人未到の4冠達成となる。

 これまでのPUMA CUPでの思い出を聞くと、「シーズン最後の大会で、疲労が残っていて、あまり個人的にスカッとしていない」と振り返った森岡にとって、最高の大会とする絶好の状況が整っている。「3連覇してスカッとシーズンを終えたいね」と森岡は言い、「僕ももう年齢的にも何回も出られる大会ではないので、1回1回、悔いを残さないように戦っていきたいです」と、決意を述べた。

 目標達成のためのカギには、「勝ち続けること」を挙げた。「Fリーグを、まず優勝すること。それから切り替えて、3連覇、4冠という目標に向かって『もう一つ獲りに行くぞ!』と、モチベーションを高くしないといけない」。例年は、疲労が重なり、モチベーションでは、ジャイアントキリングを狙ってくる相手が上回っていたと感じていたと森岡は明かす。だが、複数の大記録達成が懸かっている今シーズンの名古屋は、これまで以上にどん欲に、タイトルを狙う集団と化すかもしれない。

(取材・文 河合拓)

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