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壮行試合でなでしこと対戦の豪州監督、「勝つのはかなり厳しい」

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 11日に東京・国立競技場で行われる壮行試合でなでしこジャパンと対戦するオーストラリア女子代表のトム・サーマンニ監督が9日、公式記者会見を行った。サーマンニ監督は「日本と対戦するということはワールドチャンピオンと試合をするということであり、大変名誉なこと」とコメント。「もし勝つことができたら極めて素晴らしいことだが、それはかなり厳しいことだと思っている」と、試合前から白旗を上げるようになでしこを絶賛した。

 昨年の女子W杯ではベスト8に入ったオーストラリアだが、昨年秋の五輪アジア最終予選では日本、北朝鮮に次ぐ3位に終わり、五輪本大会への出場権を逃した。日本戦はFW川澄奈穂美の決勝点で0-1の敗戦。「去年の五輪予選で川澄選手が点を取ったことはよく覚えている。CBがきちんとマークできず、それにより0-1で負けた」。そう振り返った指揮官はなでしこジャパンについて「チームのエンジンとなっているのは澤選手、宮間選手だが、他にも能力の高い選手がいる。もともと技術レベルの高いチームが、さらに自信を付け、タフな試合に立ち向かっている。プロの選手もいるので、勝つための要素はすべて持っていると思う」と指摘。「ここ2年で選手が自信を付け、スタッフも一丸となって試合をしているので強力なチームだと思う」と最後まで“褒め殺し”だった。

(取材・文 西山紘平)

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