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必勝期す壮行試合、なでしこ佐々木監督「どんな展開だろうが勝つ」

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 ロンドン五輪に出場する日本女子代表(なでしこジャパン)が9日、千葉県内に集合し、11日に東京・国立競技場で行われるオーストラリアとの壮行試合に向け、合宿をスタートさせた。初日の練習に先立ち、公式記者会見を行った佐々木則夫監督は壮行試合で最も重視するポイントについて「勝ち点3というか、勝利ですね」と明言。「どんな展開だろうが、勝つということ。(五輪本大会初戦の)カナダ戦を想定し、絶対に勝ち点3を取るという意識で臨みたい」と必勝を誓った。

 いよいよ五輪本大会が目前に迫り、壮行試合では手の内を隠す考えもあるが、「そんなに隠し技がないので」と冗談交じりに笑いを取ると、「選手には今持っているものをすべて出してもらいたい」と現状のベストメンバーで臨む考えを明かした。とはいえ、DF岩清水梓(日テレ・ベレーザ)は前日8日のなでしこリーグ杯に途中出場し、故障から復帰したばかり。「実戦的なトレーニングがまだ足りないと思うので、まずはコンディションを上げることが大事」とニュージーランド戦での起用は限定的になりそうで、「今日、明日のコンディションを見て、スタートを決める。現時点のコンディション状況からベストなメンバー」で臨む見通しだ。

 なでしこジャパンはオーストラリア戦を挟んで14日まで国内で調整し、16日に事前キャンプ地のフランスに向けて出発する。19日にパリでフランスと強化試合を行い、翌20日に渡英。25日のグループリーグ初戦・カナダ戦の舞台となるコベントリーで調整する。

(取材・文 西山紘平)

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